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2. 朝日はどうか



 朝日新聞は元旦の社説で次のように書いたそうです。

 日本はどうか。
 「民主主義を奉じ、法の支配を重んじて、人権と、自由を守る」。安倍政権は外交の場面で、言葉だけは普遍的な理念への敬意を示す。
 しかし、外向けと内向けでは大違いだ。
 国会での論戦を徹底して避け、権力分立の原理をないがしろにする。メディア批判を重ね、報道の自由や表現の自由を威圧する。批判者や少数者に対する差別的、攻撃的な扱いをためらわない。
 戦前回帰的な歴史観や、排外主義的な外交論も、政権の内外で広く語られる。
 旧聞に属するとはいえ、自民党が野党時代の12年に作った改憲草案は象徴的である。
 現行憲法がよって立つところの「人類普遍の原理」という文言を、草案は前文から削除してしまった。
 代わりに「和を尊び」「美しい国土を守り」などの文言を盛り込んだ。日本の「固有の文化」や「良き伝統」へのこだわりが、前文を彩る。
 この草案にせよ、現政権のふるまい方にせよ、「普遍離れ」という点で、世界の憂うべき潮流と軌を一にしていることはまぎれもない。


 私ならこう書きます。

 朝日はどうか。
 「民主主義を奉じ、法の支配を重んじて、人権と、自由を守る」。 言葉だけは普遍的な理念への敬意を示す。
 しかし、外向けと内向けでは大違いだ。
 あらゆる論戦を徹底して避け、民主主義の原理をないがしろにする。ネット批判を重ね、報道の自由や表現の自由を声高に主張するが、批判者に対する差別的、攻撃的な扱いをためらわない。
 偏向した歴史観や、自虐的な外交論も広く語る。
 旧聞に属するとはいえ、朝日新聞が『朝鮮人慰安婦と日本人』を著わした吉田清治を何度も取り上げたことは象徴的である。
 己が主張に沿うものであれば、その信憑性を検証することなく、あたかも事実として報道する。
 代わりに事実であっても己が主張に沿わないものであれば、あたかもなかったかのように無視する。
 この捏造体質にせよ、隠蔽体質にせよ、報道への信頼感を損なうことで「マスコミ離れ」の原因を自ら作っていることはまぎれもない。