小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
藍城 舞美
藍城 舞美
novelistID. 58207
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

グレイ家の兄弟 Counterattack!

INDEX|1ページ/3ページ|

次のページ
 
すると、すさまじいプロペラ音を響かせながら、1台のヘリコプターが飛んできた。全員がそれに気付き、上空を見た。
「あっ、あれは!」
 フレディが言うと、ブライアンとロジャーが半身を起こしてヘリを見て、互いにうなずき合った。
「おお」
 ジョンも小さく喜んだ。
 ヘリを操縦していたのは、ドクター・フリックだった。その中には、彼の助手のアメリ・ウェンも居る。
「ドクター・フリック、G4とガルーが見えまス!」
 アメリが指差した方向には、木材を並べて作られた円の中で4人が起き上がるのが見えた。ドクター・フリックは、アメリに指令を出した。
「アメリ、例のものを飛ばすだす」
「はいっ!」
 アメリは、ヘリの隠し扉からある物を飛ばすと、すぐにタブレット端末で何やら操作を始めた。

 頭にプロペラを着け、両手にバケツ大の壺を持った白兎のぬいぐるみがG4のもとに飛んできて、うまく着陸した。バトルに似つかわしくない物体の登場に、ロジャーは思わず笑いそうになった。
「えっ、ぬいぐるみ?こんなときに?」
 ジョンがつぶやいた。その直後、ブライアンはフレディのもとに行って何やら耳打ちし、弟たちのもとに戻った。フレディは、ライカンスロープの周りに円を描くように何周も走り、彼の気を引いた。
 その間にブライアン、ロジャー、ジョンがぬいぐるみを見ると、白兎のぬいぐるみの目が赤く光り、そこからアメリの声が聞こえた。
「この壺の中身を、ライカンスロープの背中にぶちまけるのでス」
 3人で相談した結果、動きが一番素早いロジャーがそれをすることになった。

 それと時を同じくして、フレディは走るのをやめ、ライカンスロープからある程度離れた。
「無駄な抵抗、するんじゃねえ!」
 フレディがそう言った直後、彼の描いた円の中で火柱が発生し、ライカンスロープは全身を焼かれた。炎が消えると、予想外の攻撃を受けた悔しさのあまり、彼はフレディを強くにらみつけた。
 その隙にロジャーがライカンスロープの背後に周り、壺の中身を人狼の背中にぶちまけた。
「うおっ、ううっ…」
 壺の中身は、辛さ抜群のハバネロパウダーだった。やけどを負った体にこの攻撃はたまったものではない。ライカンスロープは痛さのあまり、イナバウアーのように体を反らせた。ロジャーは浮遊した状態で、相手の顔面に残りのパウダーをぶちまけた。ライカンスロープの反応は言うまでもない。フレディ、ブライアン、ジョンはその様子を見て、必死で笑いをこらえた。