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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「熟女アンドロイドの恋」 第二十九話

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羽田空港のロビーでは多くの報道陣たちが待ち構えていた。
先頭をゆくエイブラハムと後に続く二人の姿を見つけて一斉に駆け寄る。
前に進めなくなった騒ぎに空港は安全のためにVIPルームを開放して、そちらでインタビューを受けるように指示がなされた。

このタイミングで平山から電話が掛かって来た。

「内藤さん!見つけましたよ。核弾頭が隠されていた場所を。聞き込みで突き止めました。写真を送りますので見てください。すぐ裏手にあの墜落事故現場があります。決してお父様は偶然居合わせたのではなかったですね」

「やりましたね。感謝します。今羽田空港ですがこれから報道陣にインタビューを受けるんです。現地の方は覚えておられたのですか?」

「深夜に大きな物音がするので何かと思ったら、新しく建てられた倉庫にトレーラーで何かが運ばれてきたと記憶されていました。まさか軍の人たちだとは思わなかったとの発言もあります。隠したことはこれで証明されます。しばらくの間倉庫には人がずっと居たという事です」

「その方の証言は確実なのでしょうか?」

「85歳と高齢ですが、奥様とご一緒でお二人とも覚えておられるので間違いはないです。それに、倉庫があった場所は周りに当然ですが民家はなく安全を確保したつもりだったのでしょうが、そのご夫婦の別荘というかロッジがあったんです。夏の短い期間だけ利用されていたのですが、運よくというか運悪くというかそのタイミングでアメリカ軍は輸送したのです」

「まさか父は事故があった前後にそのロッジにいたという事は無かったのでしょうか?」

「それは無かったようです。お父様はおそらく茶臼小屋というロッジに居られたと思います。今回見つけた倉庫跡とは山を挟んで反対方向にある宿泊施設です」

「そうでしたか。詳しくは後程伺います。ありがとうございました」

記者からは質問が飛ぶ。
新しい情報があるのかという質問だ。
エイブラハムが最初に自分の立場を話してから、二人の安全確保のために付き添っていると付け加えた。

100人は超える数の報道陣から質問が出された。
一つ一つに丁寧に答える内藤の姿に記者たちはこの話は真実だと感じられるようになっていた。