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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「サスペンス劇場 悪魔の契約」 第三話

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「私自信がこの男性の身体に入るということなの?この人は殺人犯でしょ?捕まって刑務所に入るなら男になれても嬉しくなんかないわ」

「捕まらないようにすればいい。顔は変えてやろう」

「誰になるの?戸籍は?働いたりできないなら意味がない」

「そこまでは責任は持てない。自分でこれからのことは考えろ」

「何を言っているの!だったら死ぬわ。最初からそう決めていたことだし。約束は取り消して今のままでいい」

「私との契約は解約するということが出来ない。お前が信じたのは、おれのいうことに賭けたんだろう?違うか」

「私はあなたが変身したのを見たから信じたの。違う男の身体になるだなんて思ってもみなかっただけ」

「お前は男として生まれ変わる。そして今まで生きてきた身体も残る。明日から、二人で仲良くしてゆけばいいんじゃないのか?こいつは盗んだ金をどこかに隠しているだろうから、それでしばらくは生きてゆけるぞ」

「何ということを・・・」

志奈は絶望感を感じた。悪魔の契約はやはり悪魔の結果を生んだのだ。

「明日の朝おまえたちはお互いの立場を確認し合って話し合え。別々に生きるのも、一緒に生きることも二人で決めろ」

約束と違うと志奈は思ったが、ここまで来たらきっとどんなに抵抗しても、あいつの言いなりになるのだろうとあきらめざるを得なかった。
言われるままに過ごし、朝を迎えた。どうしてあの緊張感の中で眠れたのか解らないが、目が覚めたら志奈は男の身体をしていた。
隣りで寝ている自分の身体はこの男として目覚めた。

「おい、お前。どんな気分だ?おれになって」

「あなたは騙したのね。悪魔との約束をしていたことを言わなかった」

「それはおまえも同じだろう?」

「ねえ、何と聞いてこの話に乗ったの?」

「言わないといけないのか?もう済んだことだし、元にも戻らない」

「どうやって生きて行けばいいのか分からないよ。あなたもそうじゃないの?」

「お前ほどじゃないかもな。女を使って生きて行けば何とかなると思える」

「私の身体を粗末にしないで!」

「おれの身体だぜ。どうしようと勝手だ」

志奈はあれほど男になりたいと願っていたのに、目の前の女の自分の身体が愛おしく感じられた。そしてその感情は二人で話をしているとますます強くなってゆく。