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もやもや病 2

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13 中学2年

中学2年になって、作文の時間に次男が書いたのは
ずっと日曜日だったら良いのに…と言う言葉で
2年生の担任は、英語の女性教師
長男の担任だったことがあった…

生活は相変わらずで長男が卒業したから、次男は1人になった
私は1年の途中からすでに次男の送り迎えをしていたから、通学には問題はなかったけれど

でもつくづく学校は次男のような場合何をしに行くところなのかと思う
小学校より難しい勉強はついて行けるわけもなく、この時点で義務教育だけで終わりと思っていたから高校受験のために何が必要と言うこともない

好きな友だちが居ることもなく
好きな先生もなく
好きな教科もなく
給食の時間だって孤独な思いをしている
出来ない教科は保健室に逃げるのはもう日常のようになったらしい
絵を描くことも出来ずに、絵を描くと言うことが人にとってどれほど高度なことなのかと思う
何とか持って帰った絵がなんかおかしいと思ったら、外で書いているとき、先生が来て、ほとんど書き直してくれたということもあった…絵を先生が描き直してどうするんか…って思ったけど

作文も書けない
思いを言葉にするのも難しい…

作品名:もやもや病 2 作家名:とことん