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藍城 舞美
藍城 舞美
novelistID. 58207
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Queen Day

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おまけ


 フィル、ヒューゴ、ジミーがシュルツ邸を出ると、風船でできた一本のスズランと、頭に赤いリボンを着けた白い猫のキャラクターの風船フィギュアが、ドアのそばの壁に立てかけられていた。スズランの茎の部分のバルーンには、「HAPPY BIRTHDAY!」と書かれた細長い紙が付いていた。フィルはそれらを持つと、ドアを開けて家の中に入った。
「サラ、こんなものが外に…」
 サラは、バルーンでできたスズランと猫のキャラクターを受け取った。
「あら、かわいい。誰からかしら」
 彼女は長細い紙の裏面を見ると、そこには「BALLOON MAGICIAN」と書かれてあった。
「『BALLOON MAGICIAN』…本当に素敵ね、このバルーンアート」
 その会話が聞こえたのか、スティーブンもそこに来た。
「何してるの?あ、フィル兄さん」
「お、スティーブン。実は、ドアのそばにすごいプレゼントが二つもあったんだよ…」
「見て、これとこれよ!」
 サラは、息子にバルーンのスズランと猫のキャラクターを見せた。
「あっ、これ、ハローキティだ!こっちは、スズランかな」
「そうね」
「良かったね、母さん」
「ええ」
(どうもありがとう、バルーン・マジシャンさん。)
 サラは、満面の笑みでうなずいた。そのあとジミーが、バルーンのスズランやキティちゃんを手に持った「女王」の魅力的なショットを撮ってくれたそうです。

                               ( Fin )
作品名:Queen Day 作家名:藍城 舞美