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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「新恋愛病院・不倫病棟」 第八話

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「じゃあ、お母さんが恋人の男性とセックスをしていてもそれは許せるのね?」

「はい、男と女ですから当然です」

里紗は意外な答えに戸惑った。

「お母さんからはね、あなたに彼とベッドにいるところを見られてから、関係がぎくしゃくするようになったと言われたの。今の話だとそれは違うのね?」

「あの人が新しいお父さんになるのはイヤです。そのことは母に言いました」

「そうなの。理由はどうして?」

「生理的に受け付けません」

「男性として好みじゃないっていうことね。でもあなたの彼ではないのだから、お母さんの気持ちも理解してあげないといけないんじゃないかしら?」

「母が誰と恋愛をしていてもそれを私がどうこう言うことではないと思います。逆に私の彼のことを母にとやかくも言われたくないですから。でも、あの人だけはイヤなんです」

「偉いわ~その年齢でそういう風に考えられるなんて。お母さんの彼も相当嫌われたものね・・・困ったわね、何か大きな理由があるのかしら?」

「お母さんがあの人のことを好きなのは・・・」

「何?その続きは」

「私聞いてしまったんです。母との行為の後で、トイレに入ったあの人が誰かに電話をしていた内容を」

「それは、あなたが家に帰ってきたことを知らずに話しちゃったということになるの?」

「ええ、ちょうど部活を休んで帰ってきたら、玄関に男の人の靴があったので、誰か来ているんだと思い、そっとトイレに行こうと思ったら鍵か掛かっていて中で話し声が聞こえるので、ついつい聞いてしまったんです」

「それは相手には悪いタイミングだったというわけね。そのことをお母さんに話さなかったの?」

「話せませんでした。母が・・・かわいそうで・・・そのうち別れ話になってあの人のことを忘れてくれればそれでいいと」

「どういう話だったのか教えてくれる?」

「誰に掛けていたのかはわかりませんが、多分相手は女性だったと思います。会う約束をしていたんです。時間とか場所を言っていましたから」

「なるほど。電話の相手は彼のもう一人の交際をしているだろう女性じゃないかと疑ったのね?」

「はい、親しく話していましたし・・・好きだよとも言っていました」