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てっしゅう
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SF小説「かぐや姫」 第一話

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「ボクが聞いた後そのメッセージは消された。信じてもらうしかないんだけど、違う惑星からカプセルに乗せられて地球に送られて、ボクが拾ったというわけ」

「そんなことだったらなおさら警察に届けないと、もし真実なら世紀の発見よ」

「ボクは託されたんだ。この子が二十歳になるまで育てるようにね。誰に何を言われても育てたいし、どんな非難もボクがこの子の身代わりになる覚悟をしたよ」

「祐ちゃんがそこまで言うとはよほどの事ね。お母さん、私が手伝いますから育てたいと思います」

「美加ちゃん、そんなこと頼めないよ・・・仕方ないわね。お父さんに言い訳してここに住むことにするわ」

「母さん、ありがとう。助かるよ」

祐一をここまでの思いにさせたのはカプセルが開いたときに親としての気持ちが宿るように細工が施されていたからだ。同時に赤ちゃんも祐一を親として強く意識するように仕組まれていた。
直ぐに母親と一緒に近所のスーパーへ赤ちゃんのための用品を買いに出掛けた。帰って来るまで美加が留守番をして見守っている。

頼りになるのは母親だ。子育て経験がないボクには無理な話だっただろう。

「まあ、孫でも出来たと諦めるしかないね・・・役所へはおまえの養女ということにするよ、いいかい?」

「それで認められるだろうか」

「裏山に捨てられていたので養女にして育てると言えば感謝こそされ認めないなどとは言わないと思うよ」

「そうだね。母さんには本当に感謝だよ」

「ほんとうだよ。名古屋へ一人で出て行くと言った時も心配かけたし、今度だって子供育てるなんて、本当に親不孝だよお前は」

「いつか恩返しするから、今回は頼むよ」

「その言葉忘れないでね。それとね美加ちゃんのことだけど、あなたと結婚するにはこの子を自分の子供にするという覚悟がいるんだから、無理に頼まないであげてよ」

「美加は子供が好きだし、そんなこと聞かなくても結婚してくれるよ」

「あの子は素直でいい子だからよけいに気を使うんだよ」

「おれにはもったいないって思っているの?」

「そういうわけじゃないけど、母親だからねお前のことが一番だって思うけど、女は結婚するといろいろと大変だから、まして小さい子供がいるとなると自分の時間が無くなってストレスになると思っちゃうんだよ」

「ストレスか・・・自分の子供でもそう感じるのに、まして拾い子だから余計に責任感じるかも知れないな」

「そうよ。無理は禁物よ。自然に美加ちゃんが受け入れてくれるなら私は結婚には大賛成よ。あんないい子他に居ないもの」

「よく話し合って、美加に任せるよ」

家に帰ると美加は泣いている赤ちゃんを抱っこして揺り動かし、悪戦苦闘だった。