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過ぎゆく日々

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2024年とは


 年が明け、日本中で家族団らんを過ごしていた中、能登半島で起きた大地震。災害は時と場所を選ばない、とはいうが、よりによって帰省した親族が団らんを囲む元日とは……。
 一報が入ってから時間がたつにつれ被害の全容が明らかになり、被害の甚大さに言葉を失う。そして九死に一生を得ても、被災者たちを襲う次なる苦難、長期の過酷な避難生活が待っていた。
 
 地震国日本、どこに住んでいても明日はわが身。南海トラフや首都直下が叫ばれて久しい。いつかは来る、防災への意識は高いはずだが、やはり天災の脅威の前にはなすすべがないのだろうか。被災者はまるで難民のように、先の見えない苦難を強いられる。
 
 加えてその翌日には、飛行機炎上という大きな事故。被災地に物資を運ぶ使命を帯びた人たちの貴い犠牲。地震さえ起きていなければなかったであろう事故。
 
 そして、演歌歌手八代亜紀さんの突然の訃報。これまで彼女は各被災地に出向き支援活動に力を入れていた。健在だったら今回もきっと、被災者を勇気づける行動をとっていたことだろう。
 
 こんな非常時に頼みの綱となる自衛隊。訓練を受けた彼らにしかできない救助支援活動がさまざまな場面で展開されている。その他消防や警察、医療関係者などで組織された団体の活動も、被災者たちの大きな助けとなっている。
 事態がもっと落ち着けば、一般のボランティアも活動に加わり、ますます復興に力が入るだろう。そんな人たちに深い敬意を表しながら、今自分ができることは、募金で協力すること。
 
 それにしても、いったい2024年というこの年はどうなってしまうのだろう? そんな不安にかられるスタートとなった。
 
 
 
             2024.1.21 (地震から3週間)


作品名:過ぎゆく日々 作家名:鏡湖