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股野 特大
股野 特大
novelistID. 38476
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ケンジとマサコ

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そして彼は私に「会おう」と誘ってきた。
そして「しよう!」と大胆に誘ってきた。
どこがロマンチストだ・・・どこが優しい男だ・・・・下心、やりたい心、丸出しじゃやないか。

私は二重人格である。
そしてそれは私自身に対してでもある。
私は鼻でフフンっ!と笑いながら、実はヘロヘロ誘われるままについていってしまう習性もあるのだ。
好奇心旺盛。。。(かもしれない)
怖いもの見たさ。。。(かもしれない)
欲求不満。。。(かもしれない)

とにかく自分の信念とは違うことにも平気で行動を起こす自分がいる。
そして、反省もしたし、泣いたこともある。
だけど、、、、治らない、、、、ほとんど病気かもしれない。


そして、私は彼のスケベ心丸出しに対して、好奇心丸出しで対抗した。。。
しょうもないところで張り合ってもしょうがないのだけれど、やっぱり会いたくなったのが本音だ。
いや、どんな男なんだろ?見てみたい。。。。のほうが大きいかな・・・。

会って、本当に彼は欲情するのだろうか?
私も欲情するのであろうか?
顔も素性も知らない相手に欲情するってどんだけっ!?
まあ、男はやることが全てという男が多い。
女だって,そこら辺は多少ある。

そこに、のこのこ出ていくなんて羊が調味料抱えて、狼の前に出て行くようなもんかもしれない。

正直に書こう。

実は私も少し男に飢えていた。。。はしたない(笑)
ちょっと高いレストラン、星が見える高い場所、そしてホテルは街灯りが一望の高い場所。。。
私は高いところが好き。
彼にとってはきっと、おちゃのこ。。。屁のカッパぐらい簡単な要望だろう。

彼のネットでの誘いに、了解の返事をした途端、彼は本性を現してきた。
「下着は思いっきり、いやらしいので来てくれないだろうか?なんならノーパンでも・・」
ノーパンなんて履かないだけだから簡単なことだけど、一応、もったいぶらないと。
「そんなぁ~、ノーパンなんて。。。キャッ^^;」
下着のいやらしいやつ?
そういや、三年前に別れた彼が買い残していたやつがある。
まだ、入るのか・・・?

なんで、彼のリクエストに応えてるんだ?
私は私で彼にリクエストした。先ほどの3高だ。。。。

考えたら、なんて安っぽい出会いをしてるんだ・・・。
まあいい。。。。
たまにはオトコってやつを味わいたい。
でも、ハズレなら・・・・すぐ帰ろう。


作品名:ケンジとマサコ 作家名:股野 特大