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ネットラブ…して変わった私

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第3章 思わぬ結末



受信されたメールを見て私は首を傾げた。
今までこんな事なかったのに‥夫からのメールにはこう書いてあった。

「夕ご飯要らなくなった。ごめん」
どんなに遅くなっても夫は家でご飯を食べるのだ。またそんな予定があるのなら、家を出る前に言っていく人だったから。私は不思議でならなかった。

「どーしちゃったのかな?まだ夕飯の支度してなかったからいいけど。それに私‥食欲ないわ。夕食はパスでいいや。ハヤトぉ‥何で連絡くれないんだろう。もう激怒りで返事もしたくないほど、怒っているのかな?私の事」

私はまた深いため息をついた。私がまたハヤトの事で落ち込んでいる時に、夫はある所に通い詰めていた。私はその時は夫がそんな場所に出入りしてるなんて思いもしなかった。
私はまたパソコンの前で「チャット」部屋と受信ボックスを見ていた。時間にしたら10分毎にクリックして、ハヤトのログインとメールの受信をチェックしていた。もうかれこれ‥こんな事を2時間近くしている。

「いつもだったら‥ハヤトはもう帰ってきて、パソコンの前に座ってる時間なのに」
また時計を見る私だった。あの日以来‥ハヤトとはチャットもしていないし、メールも返事が返ってこないのだ。それがまた私をすごく自己嫌悪に陥らせた。

そんな状態が1週間程続いただろうか?

また夫も夕食が要らない日と部屋に引きこもる日々が1週間続いた。世間的で言えば「ハヤトより夫」だろう。夫に色々と聞かなければ‥妻としての責務もある。何か悩んでいるのだろうか?それとも何かあったのか?

以前の私は、ゲーマー・オタク・パソコン依存症・片づけられない症候群・おデブなどの「ダメ項目」が一杯ついていたのだが。ハヤトとのチャットで少しずつこの項目が、改善されていった。それが自分への自信にもなっていったのだ。

トレーに夫が好きなコーヒーをマグカップに入れ部屋の前に立った。両手でトレーを持っているからノックはできない。私はドアの前で声を出した。
「コーヒー入れたんだけど飲む?それと‥少し話がしたいのだけどいいかな?」