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京都大学の英語で8割をとるための一考察

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  以上の結果より導き出される京大英語で8割を超すための対策は、「ネイティブ英語とは何か」を定義づけして学ぶことに尽きます。

2017年度
 京都大学「工学部」、京都大学「経済学部」、九州大学「医学部」、東京医科歯科大学、大阪市立大学「医学部」、昭和大学「医学部」、京都工芸繊維大学、
2016年度
 京都大学「医学部」、京都大学「理学部」、大阪大学「人間科学部」、名古屋大学「経済学部」、名古屋市立大学「医学部」、神戸大学「経済学部」、御茶ノ水大学「理学部」

上記の調査結果をもとに、京都大学や旧帝受験者を募集し、指導させてもらったら、三重県の小さな個人塾であっても難関合格者が続出した。私の考察の正しさの検証のつもりだ。

A子ちゃんは、あるクラブに所属して大会で入賞する成績をおさめていることは耳にしていた。ところが、高校2年のある時、自主的にそのクラブを引退した。理由は分からなかったけれど、成績が伸び悩んでいたのが理由だということは推測できた。
 私は、彼女の覚悟というか気魄に驚いた。
「先生はバツイチでも、1回結婚できたからいいですよ」
 と笑っていた。言葉の端々にクラブばかりか、彼氏も結婚も何もかも犠牲にしても医者になるんだという決意が満ちていた。彼女のクラスがある時は、楽しかったけれど緊張した。
「この仕事を始めてよかった」
 私にそう思わせてくれた塾生の子は多いが、彼女はダントツの存在だった。
A子ちゃんは家庭環境にも、経済的にも恵まれていなかった。多くの生徒は、過酷な環境に置かれるとグレるか性格が歪む。しかし、彼女は厳しい環境を自分を育てる肥やしにできる稀な子だった。
「政策金融公庫と奨学金と私のバイトで何とかする」
 そういうA子ちゃんだった。そして、ある時ボソっと
「お母さんが生命保険を解約するって・・・」
 と小さな声でつぶやいた。しかし、その目には絶対に合格するという覚悟が見えた。