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小学校テロ事件

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校内の人数 583人。 爆弾解除達成人数まで、あと2417人










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時間9:30ーーーーーーーーーーー
ーーその頃 6年生教室にて ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

大介「おお!!すげーー!!外見てみろよ!!翔ちゃん。」。

大介は、この危機的状況を楽しんでいるようだ。
先ほどの、犯人と交戦したことで、既に大きな恐怖を知ってしまい。
今のこの状態と比べると、恐怖心が和らいでしまっているのだった。。
消防車、警察隊等、の突入は、大介にとっては新鮮であり、好奇心を駆り立てる。

翔太「大ちゃん、こんな時に何をのん気な事、言っているるんだよ~~~」
翔太は大介の親友である。翔太は、涙を浮かべながら、事件の状況を大介に説明する。

大介は翔太の話を無視して、夢中で窓にかじりついて、外を見ている。

「おお!!、翔ちゃんの親父さん、来ているぞ!!」

それを、聞いた将太は、驚いて、窓を見る。
将太の父親は刑事である。警官隊ともに、校舎に入ってくる。
将太の顔が笑顔になる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーー警官隊会議、職員室にてーーーーーーーー
○警官隊隊長飛来 編○

私は、警官隊隊長、飛来 この事件の指揮を担当する。

私は今、放送室で発見された余興メモを読んでいる。
その余興メモには、以下の様なことが書いてあった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1時間ごとに、以下の余興を実行しろ。

1時間目、9~10:00
運動場で、誰か2人が殺し合いをする。必ず一人死ぬ事

2時間目 10~11:00
運動場で、6年生以下の女と誰か男がSEXすること、

3時間目 11~12:00
運動場で、夫婦を殺し合いさせること。必ず一人死ぬこと。 
夫婦は、この学校に現在通う生徒の親でなければならない。

4時間目 12~13:00
運動場で3時間目に生き残った親と、その子供を殺し合いさせること、必ず一人死ぬこと

注意事項
①10:00までに、テレビ中継で、「神の代理人」の声明と、この余興の全内容を発表して
世間に公表しなければならない。、
②これらの余興を実行するのは、校舎に居る人間のみである。
③余興を目的としない人数。3人以上が校舎から出ることはあってはならない・。
④各、余興の行為は、、テレビ中継を使って、詳細に映し放送すること。
⑤死体は、テレビ中継を使ってズーム撮影し、死体の状態を詳細に放送すること。
 
これらを実行しなかったり、また、余興実行者が逃げ出した場合や、
また、替え玉を使って成りすますような、騙し行為と我々が判断した場合も起爆する。
実行して成功した場合は、その人間は自由にしてもよい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は驚愕した。。
これを実行するだと・・・、世間は黙っちゃいないぞ。
どれ一つとして、実行する訳にはいかない。
1時間目の終わりまでは、残30分しかない。
それまでに、爆弾を見つけ解体しなければ・・・・

まず、私は、メンバーに召集をかけた。

メンバーに事のあらましを説明した後
万が一、時間が間に合わなかったら、自分が1時間目の余興で死ぬことを告げた。

今は、余興をするかしないかを、考えて時間を潰す余裕はない。
私は、隊員の活力を下げないためにも、これだけは、先に決めることにした。
私を殺す役目を誰にするか迷ったが、私の信頼の置ける隊員が、名乗りを上げた。

彼の名前は東田。
私の決断した理由を一瞬で理解できる良い隊員だ。
私が仮に死んだとしても、彼なら、後の仕事を上手くやってのけるだろう。

次に、私は、全生徒と学年に、一斉に爆弾をさがす指示を出した。。

爆弾が見つかるまでその間、
私は犯人の手口を分析していた。

犯人は、校舎から出る人間を監視する為に、学校付近、もしくは内部に犯人が居る可能性を考えた。

外だとしたら、校舎から出るところを目視できる場所だろうか?
遠距離から双眼鏡で監視しているのだろうか?
最低でも2人以上、表校舎、裏校舎からの監視がついているはず。
位置的には、あのあたりか?

私は、見つけた。運動場の外の道路、4台の黒いワゴン車が学校を囲む様に角に一台ずついた。
外から中は見ないように、コーティングガラスが張られているようだ。。
私は、熱源スコープを使って内部を観察した。

各車内には、二人ずつ犯人が乗っていた。

私は、考えた。
捕まえるなら、犯人全員を同時に制圧しないといけない。
一人でも残れば、仲間の異変に気づいて起爆されるかもしれない。
いや?そもそも何人いるか判らない。
監視する者を更に監視をする者がいるかもしれない。
情報が無さ過ぎる。
下手に、あのワゴン車には手が出せない・・・。

私は、監視するワゴン車を更に監視する者を、探すように、命令を出した。

そして外で待機している交渉人を手配した、
テロリストなら交渉が通用しないことは判っていた。
だが、やれることは、もう、これしか自分には残されていなかった。

わたしは、上層部に掛け合い、指示を仰いだ。
軍隊は、要請を受けて、こちらに向かい始めている。。
総理大臣に電話が繋がり、総理からの余興についての指示を受けた。
だが、具体的な指示はない。「余興を避けろ!」ただ、それだけであった。

「隊長!!この爆弾は、解体用の爆弾です。校舎を一掃するには、あと、100個近くあると思われます。」
隊員の報告に、私は少し安堵した。
このタイプの爆弾は、民間業者がビルを解体する目的で使う物であり、
爆弾を解除するのは、比較的容易だったからである。

ーー1時間目終了間際、10分前ーーーー

あと、直ぐで解体し終わる。
と、その時、子供達が、私の元へ来た。
来て欲しいところがあるという。何かを見つけたようである。
少年達は、使われていない教室の床下を指差して、爆弾だと訴えた。

地面を調べると、時計の秒針音が聞こえる。
「まさか!!」
私の直感が外れて欲しいことを願った。

私は、放射線探知機を使い分析する。
探知機の針は、一杯にブレル。

私は、確信した。この下に核兵器が埋まっている可能性があることを・・・

事件は学校倒壊というレベルではなくなった。
もし、爆発したら、大惨事になってしまう。。。
私は、恐怖とプレッシャーに押しつぶされそうになった。

だが、時間は迫っている。もう、10分もない。。
爆弾を掘り返す時間には、とうてい間に合わない。
私は、死ななければなない。

ちくしょう!!私は、犯人に、まんまと騙されてしまったのか!!
ビル解体用の爆弾はフェイクで時間稼の為であったのか!!

気付いたところでもう遅い。
私は、負けだ。
いさぎよく死んでやろう。。

私は、指揮権を隊員東田へ移した。
東田は、何も言わなかった。。
隊員達も何も言わなかった。

私は運動場へと向かった。

テレビを通して大多数の人が知っているのだろう。
私が通る道を空けてくれる。
作品名:小学校テロ事件 作家名:西中