小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

「歴女先生教えて~」 第二十五話

INDEX|1ページ/2ページ|

次のページ
 
ホテルの館内は冷房が効いていたが、プールは露天になっていたので美穂はしっかりと日焼け止めを塗って、家族連れで賑わっているプールサイドに腰を下ろした。

「結構混んでいるわね。泳げないかも知れないね」

「ああ、そうだね。お盆休みだから家族連れが多いね」

「うん、何年かしたら私たちも家族連れで来るようになるかも知れないよ」

「子連れか・・・実感ないけど可愛いんだろうなあ~」

「それは拓真と私の子供だもの、可愛いに決まっている」

「たぶんな。美穂は男の子と女の子とどちらが欲しいの?」

「ええ?そうね、授かりものだからどちらでも嬉しいわ」

夕飯の時間が近づいてきたのだろう、子供連れの家族はいつの間にか居なくなっていた。拓真と美穂は少し泳いでいたが、昼間の疲れがあったのだろうすぐに上がって休憩するようになった。

「何だか疲れてきちゃったわ。それにちょっと水に浸かるのはやめた方がいいかもしれなくなった」

「ええ?昼間に言ってたこと?」

「そう、ごめんね。来ちゃったみたい・・・着替えてくるわ」

「じゃあ、ボクも行くよ。お腹も空いたしね」

「そうね、お腹は空いたね。何食べようか?」

「ホテル内は混んでいそうだから、外に行ってもいいよ」

「車を出すのが面倒だから、少し待ってもいいのでレストランへ行きましょう」

美穂の言うとおりに二人は着替えを済ませると最上階にあるレストランへエレベーターで向かった。
ドアーが開いて目の前の受付はすでに何人かが並んで待っていた。
名前を書いて、30分ぐらいの待ち時間だと知らされ、眼下に見える高山市の明かりを見ながら、手を繋いで時間を潰していた。

美穂と拓真が順番待ちしている時間と同じころ高橋と海斗はホテルを出ようとしていた。
帰りの車の中で海斗は眠ってしまった。若いとはいえ頑張りすぎた。
寝姿を見て高橋は申し訳ないと思っていた。次からは無理をせずにお互いの時間を過ごそうと言い聞かせていた。

海斗にさよならを告げて自宅へ戻ってきた高橋は母親にありがとうを伝えて、息子に今日何をしたか尋ねた。どうやら母親と出掛けたようで新しい彼のコレクションが増えていた。それはダイナソー(恐竜)のフィギュアだった。

「おばあちゃんに買ってもらったの?」

「うん」

「お母さんが買わないからと言っておねだりしちゃダメよ。次は誕生日かクリスマスだからね」

高橋は母と二人になって寂しく感じているだろう息子の気持ちが理解できなくはないが、甘やかしてはいけないと両親にもその気持ちを話した。