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紫陽花

紫陽花に雨が降り注いでいて
特に何もすることが無い幸福と不幸
紫陽花にまつわる思い出二つ三つ

始業時間に遅れてきた彼女
その手には紫陽花の枝があった
花泥棒の彼女は私の心をも盗んだ

我が家の庭先に薄赤い紫陽花の花
隣家の庭にある紫の紫陽花の花
紫に憧れたのは浮気心か

昔一緒に見たかもしれない紫陽花を
新しい感動とともに君と見る
再会という名のときめき