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植物園にて

あなたが歩いてくるのを見た時
目が離せませんでした
歩みをとめてしまった私を
あなたもまた歩みを止めてしまって
まるでお見合いでしたね

初めてのデートの時に
ふと触れたあなたの肩の丸み
揃えた膝頭の下にある白い足と靴
すべてが感動でしたのに
今はもう思い出のひと

同じ場所でまた会えるような
儚い望みを胸に秘めて
何度もこの植物園に訪れています
こうして記憶の再現をしているから
いつまでもあなたは思い出のひと