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てっしゅう
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「恋愛病院 不倫病棟パート2」 第五話

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一目惚れすると相手がどうであれ会いたいと思ってしまう。冷静になると自分がみじめに感じられてきて別れることになるだろう。

「次の方、お入りください」
里紗の声に続いて女性が入ってきた。

「では、お名前と年齢を聞かせてください」

「はい、知枝と言います。49歳です」

「知枝さん、ご相談とは何でしょう?」

「私はバツイチで一人で暮らしています。子供たちは夫が引き取って育てています。仕事から帰って来て毎日寝る前までネットで仲良くなったお友達と交流しているのですが、一人の男性から誘われて会うことになりました」

「好きになったのですね?」

「いえ、そうではありません。彼は彼女が東京に居て会いにゆく途中で通り道だから私のところに立ち寄りたいと言いました。食事して温泉にでも行かないか、との誘いでした」

「なるほど。ネットで仲良くしているので、ちょっと会いたくなったという感じですね。それでどうされました?」

「約束の時間に待ち合わせた駅の改札で出てくる彼を見たとたん、自分の好みのタイプだったので一瞬で好きになってしまいました。こんなこと初めてなんです」

「それは彼も気付きましたか?」

「いえ、気付かなかったと思います。食事して温泉に入った後で私から彼に腕組みしました。彼は顔を見てカラオケに行って二人だけになろう、と言いました」

「そうでしたか。カラオケに入っていろいろと話をしたのですか?」

「はい、でもほとんどの時間は抱き付いていました」

「早いですね。ご自分からそうしたかったのですね?」

「いえ、一応女ですから彼に任せた形でそうなりました」

「どこまでしたのですか?」

「指で触られて、私は口でしました」

「カラオケルームで大胆ですね。カメラが付いていたんじゃないですか?」

「そう思いましたが、さすがに服脱いで最後まですることははばかられました。寒かったですしね。彼は今度ゆっくりと会いたいと言いましたので、再会を約束しました」

「彼には彼女が居ることを解っていてまた会いたいと思われたのですね?確認しますが」