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てっしゅう
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「幸せの交換」 第十九話

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人と人との付き合いにおいて見返りを求めないということが起こりうるのだろうか。
親子関係だって子供が小さい時に限られる。結婚して家庭を持った子供たちに同じような感情は持てないだろう。
恋愛は見返りの大きさが自己満足となって継続してゆけるのだと思える。
言い方を変えると、セックスを満足させてもらえれば日常のいやなこともそれと相殺できるということになりはしないのだろうか?

夫婦の一方がもう卒業したいと宣言したら、片方は赤点があるからダメだと言ったとしよう。
それでは留年してボーダーラインに上がったら卒業させてあげるよと言う。それは女でなくなった時とか男の機能を失った時とかのラインを指している。
わたしならどうするだろう。
退学届けを出してこの学校から去りたいと思うのか、留年中にいろんな部活を楽しんで後悔しないで卒業しようと考えるのかの問いだ。

一般的にはやりたいこと、身勝手なことがしたければ学校を辞めてやりなさい。自分の収入で遊びなさいと言われる。
親のスネかじっていて好き勝手なこと言うなと意見される。
わたしは離婚をしないと決めた。それは今この気持ちを抑えることは困難だけど、やがて女を終息させる時がやってくる。それは解るのだ。

卒業させてくれたら夫と普通の生活を楽しみたい。それに偽りはない。
愛しているとか、かけがえのない関係とかならそんな風に考えないでしょ?そんな声も聞こえる。
銀婚式を控えて普通の結婚をしている妻たちはみんな私のような悩み?欲望かな?ってあると思うんだけど、押し殺して人としてのモラル?に束縛されて人生を終えてゆくのだろうか。