小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

蒼き旗に誓うは我が運命

INDEX|3ページ/11ページ|

次のページ前のページ
 

 刺客達の剣を躱しながら、ジェフリーはカインと供に船着き場からゴンドラ飛んだ。

 「貴方は、引き受けてくれると信じています。もしかしたらとんでもないモノが釣れるでしょうね」
 
 楽しそうに嗤うウォルト・ベイリーの顔を思い出し、彼の策に乗った自分に舌打ちした。
「おや、キャプテン。お知りあいですか?」
 船着き場についたジェフリーたちを、銀髪の青年が見つけそのまま後ろへ向かう。追ってくるゴンドラが二隻。
 「幽霊の関係者」
 「…は?」
 今度の航海は、恐らく長くなる。何かが、この広い海にある。刺客を使ってまで隠した何か。それを暴くことは、このイベリアを揺るがす事になるかも知れない。
 だが、ジェフリーの心はもう海に向かっていた。人が困難と想う事に敢えて挑む―――、彼はそんな男だった。