小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

「幸せの交換」 第六話

INDEX|2ページ/4ページ|

次のページ前のページ
 

同窓会の会場は大阪城公園駅の近くにあった。
到着すると後ろから声をかけられた。

「貴ちゃん、おれだよ、おれ!」

振り返ると同級生の一人だった。

「えっ?誰だっけ・・・思い出した!クラス委員やってた大森君ね」

「そうだよ。久しぶりだなあ~それにしても貴ちゃんは美人になったなあ~昔も綺麗だったけど、変わってないって言うのがすごいよ」

「まあ、昔からそんなお世辞上手だったかしら?」

「お世辞じゃないよ。みんな驚くぜきっと」

「ねえ?登志子って来るって聞いてる?知らない?」

「いや知らないよ。受付で聞いてみるといいよ。来る人は全部わかっているから」

「そうね、そうする」

少し早足になって私はホテルの二階に出来ていたメイン受付に並んだ。

「十五期の川野貴子です」

「やあ、川野さん。お久しぶりです」

「そうね、みんな変わってるから解らなくて失礼したわ。あのう、聞きたいんだけど登志子、福田登志子さんって来る予定になってる?」

「何組?」

「同じ組だよ。忘れたの?」