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ワタリドリ
ワタリドリ
novelistID. 54908
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箱庭少年探偵 第1話 「真夜中の訪問者?」

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登場人物

〇森川正(もりかわただし)・・・この春中学3年生 主人公 マイペースな変わり者のひきこもり

〇ゆうれい ・・・白装束の乱れ髪の女性 40~50代? 正の家にトイレに立ちよる。

〇N ・・・ナレーション つっこみ

第1話 「真夜中の訪問者?」

〇真夜中過ぎ、夜食のはるさめをテーブル机に部屋でテレビを観ている正。
湯のみのお茶をすすりながら「現代の不眠と若者の孤独について」の番組に見入っている

テレビ
「その時カーテンがふわりと浮いて、窓の外に青白い顔をした人がこっちをじっと見ていたんです。」
正(ひと口お茶をすすり)「・・・。」

テレビ
「するとその人は、いきなりすっと部屋に入ってきて・・・。」


「かわいそうに。この人はノイローゼーだ。1人ぼっちのさみしさをまぎらわす為に、そんな幻覚に取りつかれてしまってるんだ。自己防衛ってやつだな。」

(正、ため息をついて)


「ざんねんだ~。僕がそばについてあげられる事ができれば、この人もそんな幻覚見なくてすむように、援助してあげられるのに。」

その時、正の目の前のカーテンがブワリと舞い上がる。


「ん・・?」(それに気づいて。)

窓の外に白装束姿の女性が青白い顔でコンコンとノックしている。額の三角巾に透けて見える足どう見てもゆうれいだ。正があっけに取られていると、すっと部屋へ入ってきた。テレビと同じように。

ゆうれい
「失礼しま~す。」

(正、突然の光景に腰を抜かしてしまい)


「な・・なんですか?あなたは~。Σ(゚Д゚)」

ゆうれい
「いや~外は春風が冷たくって。すみませんが、おトイレを貸していただけないでしょうか?」


「う・・うそだ。おばけに寒さなんか分かるわけないだろ・・。(`ヘ´)」
(動揺してなにしゃべっていいか分からない正)

「机の上にあったはるさめをヒントに思いついたんだな~・・・。(`○´)」
(指さして)

「はるかぜ寒くってはる冷めぇ~ってやつだろ~。」
(ヒュ~ッとふたりの間の時間が止まり冷たいかぜが吹き抜ける。)
(ゆうれい、さめたように正に迫ってちょっとばかにしたように。)

ゆうれい
「ご~めんなさいねぇ~。わたし古い人間だから、どうリアクション返していいのかわからなくってぇ~。」
(正、おもわず顔が赤くなって)


「ぼ・・ぼくは、べ・別にぃ~。」

ゆうれい
「でも私、あなたのくだらないダジャレに付き合う気はないの。こう見えても上品な育ちでねぇ~。」
(我に返る正、恥ずかしそうに。)


「あなたが、どんな人生だったのかなんて興味ありません。な・何自慢してるんですか!」
(ムキになる正)


「ばかにするのもいい加減にしろ~。子供だからってつけあがりやがって。うちには、おばけに貸すトイレもフロもない!とっとと失せろ(# ゚Д゚)・・。」
(その言葉にカッとしたのか、ゆうれいがテレビの上にあった時計を床にガシャ~ン叩きつけた。)
(正、一瞬でひるんで)


「ろ・・廊下のつきあたりです・・。ごゆっくりどーぞ。(気ぃ短かいなぁ。)」

N、ホテルですか?
(ゆうれいが、トイレにいって時間経過。正はひとり、部屋でガクガクとおびえている。)

「こ・こんなバカなことがあるか?この僕にあんな幻想が見えるなんて・・。あいつは強盗?もしくはぬすっとかどろぼうか?」

N、どれも一緒だろうが。
(そして決意したように立ち上がると)


「やはりそうにちがいない。この世におばけだなんありえない。ましてや、この人一倍正義感の強い僕が何者であろうと屈するなんてあり得ない事だ。」

N、その自身はどこから来るんだか?
(押入れからバッドを取り出す正)


「よ~し。そうと分かれば、あんなやつとっとと締め上げて見世物小屋にでも売り飛ばして
っと・・そのまえに。」
(テーブル机の夜食を思いだしてズズッと)


「冷めぬ間に、はるさめをいただいてしまわなくては。腹が減ってはいくさはできぬってね。」

N、最後の晩餐か?

〇廊下(バッドを素振りしながら、トイレに向かう正。やる気満々だ)
(読者に語るように)


「それなら、なぜ僕があいつにびびる真似をしたのかって?」

N、どうしてなの?
(正、ムキになって)


「仕方がなかったんだ。下手に奴を暴れさせたら、近所の人達にも迷惑をかけることになるし。」
N、真夜中だしね?


「何より家に傷がつけば大家さんに申し訳がたたない!」

N、借家だったのか?
(正、バッドを振り上げダダダッと勢いよく突っ走る。)


「だが、もうそんな事は言ってられない。森川正の名にかけてどろぼうめ、成敗してくれる
~。うおおお~。」
(だがトイレのジャーッと流れる音に「ピュゥ~ッ」と見事にUターンして逃げ戻ってくる)


「うわあああっ。」

N、情けないねぇ。
(廊下の壁にもたれ、ハアハアと息を漏らしつぶやく正)


「バカな・・?いつもの力が出せない。こんなはずじゃ・・。興奮してるせいか?ふるえがとまらない。な・・なぜだ?」

N、いつもの力?

正「奴の方が一枚うわてなのか?ちくしょー。」
(正、いきなり目隠しをはじめ布ひもでギュッと)

正「こうなったら、精神統一だ。バランスとリズム感で奴の気配をつかめ。目覚めろ僕の野性本能。」

N、青春してるぅ?\(^o^)/
(キリッキリッとマリオネットの軋む関節のようにゆらゆらと音をならして前へ進む。)


「タイとヒラメの舞い踊りのように・・・。そろ~り そろ~り、ヒラヒラとタイあたりしていけば・・・。」

N、なにやってんだか?
(瞬間、トイレのドアが「ビュ~ッ」と冷たい風で勢いよく開くと目隠しの正の顔面にバーンとぶちあたる)


「ギャッ。!」
(あまりの痛さで意識を失いかけたが、なんとか耐えておそるおそるトイレの中をのぞく)


「失礼しま~す。」

N、鼻血でてるぞ!
(誰もいない様子)


「荒らされた形跡はないな。ん・・・?」
(ほっとしたが小窓が全開になっているのに気づく。ビュービユーと寒い風が!)
(正、強気を取り戻して)


「まったく・・なんて礼儀知らずな奴なんだ。それとも僕におそれをなして逃げ出したか?
とりあえずひと安心・・・。」
(しかし!)


「あっ・・。こっ・これはぁ~・・・。」
(驚く正、いったい何が・・・?)


「やはりぬすっとだったのだ!トイレットロールが全部なくなっている!あいつに上品を語る資格はない!」

N、おい おい!

すべての謎が解けました!

つづく