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きんぎょ日和
きんぎょ日和
novelistID. 53646
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お母さんとの電話。~最低限の共通。~

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[上];『そのような意味があると分かりましたね。自由の中に意志があるのか、意志の中に自由があるのか…と考えてしまいますが、このように言葉の意味も共通に理解しあわなければ、会話は成立しないのではないですか?最低限のルールとはこういうことなのかもしれませんね。それ以上の意味を持たせて会話をするならば、前以て説明して置かなければなりませんね。もちろん“自由”にも“意志”にも責任というものが含まれていると私は思っています。“自分を意のままに振る舞う”その行いの中にも責任はありますね。“勝手気まま”にも責任はありますね。“わがまま”な行いにも責任はありますね。“行い”というものが責任にもなるのかもしれませんね。“責任”という言葉の意味も履き違えそうならば、国語辞典で調べて共通な意味にするのも大事ですね。そしてどこかで必ずその責任は返って来るのだと思いますよ。』
と言うとお母さんが肯き感動していた。
『いい、いい。分かりやすい。そういうことねぇ~。』
と言った。
[上];『お母さんの今までの行いにもその責任は返ってくるのかもしれませんね。』
と付け加えたらお母さんから、
『あっ。』
と聞こえた。
上はそのお母さんを見て笑ってるようだ。
もちろん私にも責任はあるのだろう。
[上];『お母さんが勉強を続けるのもバプテスマを受けるのも自由意志なのかもしれませんね。』
と言った。
私は、
『お母さん、神を信じてる人たちが聖書と違うことしてて、お母さんは上を信じていながらも上に反してるかもしれない宗教のバプテスマを受けるの?!私、勉強止める。もう少しおばちゃんに今の状況を話してから止める。』
と伝えたら、
『お母さんもやる気なくなって来てるのよ~。なんかね合同の勉強会で質問に答えるんだけど、その答えが馬鹿らしく感じて来ちゃって…。例えばね司会者がいるんだけど、“神がお救いになるとどうして分かりますか?”っていう質問に、みんな一生懸命手を上げてるの。当てられると輝いて、“神がそうお約束しているから分かります。”って答えるのよ~。それで司会者が、“素晴らしい答えですね。”ってこれもまた輝いて答えるのよ~。今までお母さんもそういうことしてたけど、質問を肯定しているだけで、その中にちゃんとした答えがないのよ~。こんな勉強を毎週毎週、必死になって勉強してたのに…、はぁ~。』
と最後はため息になった。
勉強に対して私とお母さんの思いとはちょっと違うから何とも言いようがない。
こういう時に私は何も言わない…と言うより、何も思い付かない…。
そんな時ついつい半信半疑のくせに上にどうしたら良いか思いを傾ける。
すると上が、
『お母さん、私は宗教が全て悪いとは思いません。どうしようもなくて何かにすがり救われた人だってたくさんいます。そこには、“感謝”が芽生えます。それは悪いことではないと思いますよ。宗教の中で強制があるのであれば、お母さんの思いは何処に着地したいかなのではないですか?』
と言った。
今の言葉を聞いてお母さんは悩み始めた。
上は私に何も言ってはくれない…と思ったら、
『んっ?!好きにしなさい。』
で終わった。



とこんな話を書いている私はどうなのかと言われると思う…。
簡単に言うとエッセイを書き始めたきっかけは上(神様)が、
『今、日常で起こっていることを文章にしてはどうですか?良いと思いますよ。もしかしたら、悩んでいる人困っている人の思いが少しでも和らぐかもしれないですし、私の存在を知りたいと思っている人もいるかもしれませんし…。こんなに楽しい時間をお母さんとあいちゃん(仮名)で二人占めするのももったいないと思いますよ。どうせあいちゃん暇でしょ?!だったら書いたらどうですか?!』
と言われ続けていたので、背中を押されまくりながらイヤイヤ始めたのがきっかけです。
書いて最初にブログに載せた後に、“呪ってやる~。”って言われると覚悟していました。
そして怯えながら、上に耳を傾けると、
『ありがとうございます。』
という一言が返ってきました。
それでも私は疑いながらせざるを得ない状況の中書いています。
悪しからず…。
これがきんぎょ日和な私の性格です。