小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

影ふむ鬼子は隣のだれか1 神末一族番外編

INDEX|22ページ/28ページ|

次のページ前のページ
 


(でも、あんま楽しそうに笑ってるとこ見たことない・・・)

授業中、つまらなさそうに頬杖をつく横顔。
弓を引くときの、怖いくらい真剣な瞳。
同じクラスになってから、七星が見てきたのはそんな表情ばかり。

嬉しそうに、楽しそうに笑ってるとこ、見てみたいな。

そんなことを思い始めたら、いつからかもう目が離せなくなっていたのだ。

「おい矢野!矢野~!」

教室に入った七星のそばに、一人の男子生徒が近寄ってきた。

「な、なに山岡」
「おまえ時計男に遭ったってマジ?なんか職員室で聞こえたんだけど」

最悪、と七星は顔を歪めた。よりにもよって、この噂話大好きな山岡に聞かれるなんて。

「その怪我も、もしかして時計男かよ。いいなあ俺も、遭ってみてえなあ」

ざわ、と教室がざわめく。

「ちょっと山岡、やめなよ」
「そうだよ」

咄嗟にかばってくれる友人の隙間から、好奇の視線が跳んでくる。七星は俯いてくちびるをかみ締める。

「なあ、時間きかれたの?」

もうほっといてよ、と喉から出かかったそのとき。

「山岡邪魔。のいて」

山岡より頭一個分大きい紫暮が、教室の入り口を塞いでいる山岡を見下ろしていた。