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白久 華也
白久 華也
novelistID. 32235
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SS珍事件

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不法侵入?営業妨害?




そのとき店内は、客ゼロ状態だった。

自転車でやってきたおばあさん、
入り口ふさぐように、いきなり自転車を止めた。

何の挨拶もなく、ピンクの桶を手に水道へ向かう。


「すみません、そこ入り口なので、自転車は寄せて止めてください。何でしょうか?」

「すぐだから」


って、あーた、一秒たりとも、そこに止めないで!
てか、何の挨拶もなく、
勝手に人んちの水道使うんかい!?


と心は叫んだが、


「すぐでも危ないですから、こちらへ」
と私は自転車を防火塀に寄せた。


水道使わせてくれでもなく、
勝手に水栓開けて。

ピンクのキティちゃん柄の洗面器すすいで、
そばにおいてあるバケツにすすぎ水を捨てた。

ぷーんとにおう、犬?のにおい?


ぴんときた。

3軒くらい先に、家の前に犬をつなぎっぱなしで、
あまり世話されてない様子のうちがあるのだ。
あのワンコ、きっとこの炎天下、
水がない状態で放置されてるんだろう。

通りがかりのおばあさんは、犬がかわいそうだから、
入れてやろうと思っただけなんだろう。


だけど。

挨拶なしに、
勝手に入って、
勝手に水道使って、
勝手に、汚水をバケツに入れて、

危険かつ営業妨害になる
自転車の止め方して
良いわけないだろう。

とうとう何の挨拶もなく、
「何よ!」
とか、逆切れしながら、
出て行ったけど。


あのワンコには同情するが、
ワンコにやさしくできても、
人の世の常識から逸脱するおばあさんを
大目に見ることはできかねてしまった。


認知入ってるのかな?


 
作品名:SS珍事件 作家名:白久 華也