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ヤマト航海日誌

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だから昔の甘デジとして初号機の〈エヴァ〉はね、おれは好きだった。〈魂のルフラン〉で15Rになるんだ。で、その後に確変が続くんだよ、確変が! それで普通は当たっても半箱のものが、ひと箱半出てくれるんだ。通常の三倍だぜ、三倍! あの三倍ならば許す! ましてやその奇跡が二度三度と起きてくれたりしたら、ああもう――。

昇天! いや、ハテ、どうしてパチンコの話になってしまうのだろう。いろいろ書いたがさすがに庵野と出渕では庵野が数倍上である。山崎貴もおれがいいと思うのは『リターナー』くらいだし。だから今度の『シン・ゴジラ』の地上波放映もおれは録るには録るけれどいつ見るかもわかりません。どうせ本気で見たならばバカになるもんに決まってるから休み休み見ようと今は考えてるが、果たしてどうなるでしょうね。

で、今回、結局何が言いたかったかと言えば、最初の話に戻るけれども〈トップをねらえ〉だ。おれの『敵中』がこのサイトのトップになったらもう盗めなくなってしまう。そうしてしまってなんになる。誰もがそう考えるだろう。しかし、それは間違いなのだ。

命だよ、君。おれには命があるじゃないか。人間の命こそが、間抜けな盗用に立ち向かえる最後の武器なのだ。おれが生きている限り、君は小説を盗めないのだ。

わかるだろう。繰り返すがそういう話をしたかったのだ。目次だけ見たってダーメ。盗みたければこんなブログより小説を早くおれに書かせて、アナライザーの活躍で〈ヤマト〉が勝つのを見届けてから、おれを見つけて殺すのだ。メアドとパスワードを聞き出してからおれを殺す。〈南アラブ〉と〈ブランカルナ〉の意味もちゃんと忘れずに聞き正せよ。うまくやってうまくいけば君がおれになりすましていると誰にもわからない――どうかその考えに変えてくれるわけにいかないか。

やればもちろん99パー君は警察に捕まるが、庵野アニメが好きであるならそっちの確率は無視できるだろ。他に方法はないのだから、君はそれでいくしかない。

おれはおれの『敵中』がこのサイトのトップにランクされない限り毎日更新なんかしない。今のように五日おきではたぶん二年もかかると思うぞ。冥王星の戦いはまだ半分も書いてないんだ。クライマックスの大連チャンはまだまだずっとずっと先だよ。

悪い話じゃないだろう。君がおれを殺してアカウントを奪う考えに変えてくれたら、おれは毎日更新ができる。サイトのトップになる方が、君にとっても都合がいいのさ。

二次創作可のこんなサイトに元から居る連中は、いついつまでも目次だけをコッソリ覗き続けるだろう。この日誌はそもそも読んじゃいないのだから、気を変えさせることはできない。奇跡を信じてカネをドブに捨てるだけの宝くじを買い続ける。

けれどもその抽選器に、当たりのくじはそもそも入っとらんのだよ。君は利口になりたまえ。これから多くの人々におれが出してるものを教えて、今から実は君が書いているかのように匂わせておく。

で、すべてがうまくいったら、おれを殺しに来ればいいじゃん。うまくいけばうまくいくかもしれないのだし、その確率はゼロじゃあないぞ。ゼロじゃないなら百パーセントと同じじゃないか。

な。その方がずっと利口と思わないか。だからまずは読者マークを付けるところから始めてくれよ。



作品名:ヤマト航海日誌 作家名:島田信之