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ihatov88の徒然日記

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112告白、でもないんですが12/29



 ついでにこれも懺悔しておこう。

 ワタクシ……、飲酒運転の経験があります――。

 いえ、冗談です。でも、本当です。これには深いわけがありまして……。

 これも学生の頃です。前回の原付三人乗りで捕まった彼女、自動車教習所でアルバイトしてまして、彼女曰く
「いっぱいお酒を飲ましてくれる会があるねんけど、来る?」
ちょっと待った。アナタのバイト先は教習所だよ?どういうこと?
「いっぱいって、お猪口一杯なんか腹一杯なんかどっちやねん?」
「来たらわかるよ」
と言われて友人とで言ったのがその教習所。その日のロビーはビアホール状態、
「どういうこと?」
  
 勘の良い方ならお分かりでしょうか、つまりは、
「飲酒運転がどんだけ危険か」
というイベントのモニター参加をしたんです。
 20代男性(当事)大学生、飲酒の習慣なし、取得免許は普通と大型二輪という実験台となり教習所のロビーで酒盛り。ある程度飲まされ風船みたいのを吹いて、係の人が
「まだです、もうちょっと飲んで下さい」
 けっこうフラフラなんやけど……、再びグビグビ。あとでわかったんですけど基準値以下やったんでしょうね。

で、ようやく出来上がり
「どうぞ、それでは運転してください」
 と言われて教習所のハンドルを握り……、やっぱりやっちゃったんです。

   車庫入れでコツン!
   (もちろん、ポールですよ。)

 やっぱ注意力散漫になりました。お約束通りの実験結果にスタッフもご満悦の様子。素で喜ばれるとこちらもちょっと恥ずかしい。

 飲酒運転の事故って目も当てられませんよね。酒飲んだら普段通りの運転ができないのは身をもって知りました。


 そして――。
 ワタクシを誘った彼女の後日談。
「いい研究結果が出て良かったみたいやで、でも」
「でも?」
「実はあの時、実現せんかった実験があってん」

 聞けば納得、そしてワタクシが呼ばれたのも納得。

「二輪でも実験しようとしたんやて」

――うーむ。そりゃ危ないわ。二輪やったらコケるがな。ある意味踏みとどまって正解なんやけど。

作品名:ihatov88の徒然日記 作家名:八馬八朔