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嘘でもいいよ vol.20 悪事

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嘘でもいいよ vol.14



彼も私も不倫に走ってしまったのは
理由がある。

昔の恋人に再会して
恋の炎が再び…とか、そんなんじゃない。

彼の奥さんは浮気して彼の家庭は崩壊寸前。
私は…
私は…
彼にだけ打ち明けた。

彼は、奥さんの浮気話を私にいつも聞かせてくれた。
私だって、本当は旦那の不満や、本当の事を
打ち明けたかった…。

<純君、三択です。

旦那さんは奥さんの事を大切にしています。
全くない訳ではありませんが、世に言う
セックスレス夫婦です。
或る夜、酒を飲んで酔っ払った旦那さんに
風呂上りの奥さんが、裸で迫りました。
さて、旦那さんはどうしたでしょうか?

①そのまま 奥さんを受け入れてSEXする。
②気分ではなかったので「急にどうした?」と、
  優しく抱きしめてあげる。
③酔ってるのにできるか!と冷たく突き放す。>

<オレだったら、②番かな?>
<普通、そうだよね>
<ひどいんだよ…勃たないことで自分のプライドが
 傷ついたのか知らないけど、その日、怒りまくってさ
 風呂上りに突然腰振って出て来たって
20歳やそこらの男じゃないんだからだけるかっ!って、
すごい剣幕で怒ってさ、私、泣きながら下着つけてさ…>
<レイちゃん…>
<その日から、愛せなくなっちゃったんだ>
<酷いよね、オレたち、傷を…癒しあおうね>
<うん>

彼は私の癒しで、心の支えで
私は彼を癒してあげたくて、支えてあげたい。

お互いに、家庭はそのままで…
なぜかって…?
もめごとが嫌いだから?
それだけじゃない…多分まだ 二人は本気じゃないから。

<レイちゃん、この間大洪水だっね、きっと潮吹かせてあげられるよ>
<純君の指の感触が忘れられなくて…>
<レイちゃんのエッチ(笑)>
<だって…>
<オレも、口でしてくれると思ってなかったから…>
<あれから大丈夫だった?歩きにくかったでしょ?(笑)>
<こんなエッチな奥さんがいるのにね、旦那さんもったいない>
<いいのいいの、しかたないし、したくないし>
<レイちゃん、これ買ったら?>
彼がバイブレーターのネット通販のページを送ってきた。
<ヤダッ、びっくりするジャン>
<(笑)ごめん、ごめん>
<どこに置いとくのよ?無理だよ>
<そっか>
<機械じゃ気持ち良くないよ>
<そうなの?>
<そうなの>
<早くしたいね>
<そうだね、未遂で終わっちゃったからね>
<そうそう(笑)>
<オレ、ノックしかしてないし>

あった後に、感想を言い合うのが好きだった。
私はまた濡れて、彼はまた勃つ。

彼にあそこの大きくなった写真を送ってもらった。

作品名:嘘でもいいよ vol.20 悪事 作家名:momo