小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 http://2.novelist.jp/ | 官能小説 http://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
モンスターファクトリー
モンスターファクトリー
novelistID. 50372
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

Monster Factory  『すべてのはじまり』

INDEX|4ページ/14ページ|

次のページ前のページ
 

子だくさんママシャーロット


暖かい日、ジョニーとプレッチェロは散歩をしていました。
プレッチェロは意味なく走りまわり、ジョニーはプレッチェロがどこにいるのかわからなくなり、きょろきょろしていました。
「プレッチェロ、遠くに行くなよ!」
ジョニーは大きな声で言いますが、プレッチェロは全く聞いていません。聞こえてくるのはプレッチェロの走っている音だけ。
その時後ろから声が聞こえてきました。
「おはよう。二人でお散歩中?」
後ろをむくとシャーロットが赤ちゃんをおんぶして立っていました。
「シャーロットおはよう!散歩中?」
ジョニーはシャーロットの近くにいって赤ちゃんを見ました。
シャーロットの薄いピンク色の肌とは程遠い、グレーに白が混じったような肌をしています。
「お散歩なんだけど、この子はお昼寝中ね。よく寝るのよ。」
よいしょっと赤ちゃんを背負いなおします。
「俺が持ってやろうか?重くないか?」
ジョニーは抱っこしたくてしかたがありませんでした。
「あら、この子は軽い方よ!十二番目の子が一番大きかったの。この子は小さい方。よく食べるんだけどね。」
「そうなのか。」
ジョニーはがっかり。抱っこしたいって言えばよかったかな。
「それにしてもプレッチェロ大きくなったわね。」


シャーロットは走っているプレッチェロを目で追いながらつづけました。
「ジョニー頑張ったわね。この子がここまで育ったのはあなたが一生懸命面倒をみたからよ。
 あなたが甘えたい時は私のところにいらっしゃい。」
とにっこりとジョニーを見ました。
「俺はいつもマイペースだから頑張ってないけどな。」
少し恥ずかしそうにプレッチェロを見たり、地面を見たりしているジョニーを見てシャーロットは笑いました。
「そういえば十二番目の子が子供を産んだの。それでそのうち戻ってくるから遊びにいらっしゃい。ジョニーは赤ちゃんが好きだものね。」」
シャーロットはおんぶしていた赤ちゃんを抱っこにしてジョニーに渡しました。
ジョニーはやった!という顔をしないように子供を受け取ります。
「うん。遊びに行くよ。…このこ俺に抱っこされてもまだ寝てる。」
赤ちゃんに顔をすりすりしてプレッチェロも小さかったなぁと思い出しました。
「そういえば、人間の世界でお花を育てるんでしょ?」
シャーロットに突然言われたのでジョニーはびっくり。
「まだ誰にも言ってないのに、なんで知ってるんだ?」
ジョニーは赤ちゃんがうまく抱けなくて手の位置を移動させました。
「ジャックがうちに遊びに来た時に言ってたのよ。『ジョニーは自分から言い出したのに工場の掃除をしない』って。」
「あいつおしゃべりだな!」
「そんなこと言わないの。すごく心配してるのよ。もし、掃除をするのが大変だったら私も手伝うわ。いつでも呼びに来てちょうだい。掃除は得意だから。」
まさかシャーロットが来てくれるなんて!ジョニーはびっくりしました。
「ありがとう。すごく助かるよ。」

ジョニーは赤ちゃんをシャーロットに渡し、プレッチェロを思い出しました。
「あ、プレッチェロ!」
そういえばプレッチェロの声がしない。どこにいるんだろう。ジョニーは焦って周りを見渡しました。
すると大きな黄色の実がなる葉の上で眠っていました。
「あそこで寝てる。いなくなったのかと思ったよ。」
シャーロットは笑って
「じゃぁ、またね。いつでも遊びにいらっしゃい。」
子供をおんぶしているので手を振ることができないシャーロットは、その分笑顔を見せて散歩の続きへと戻りました。
ジョニーはプレッチェロが起きるまで葉っぱの上で一緒に寝ることにしました。
暖かいな。太陽もプレッチェロもシャーロットも。
ジョニーはそんなことを思いながら目をつぶりました。