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漢字一文字の旅  第三巻

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四の三  【税】



【税】、右部は農作物、左部は兄、つまり一人前の人からものを剥ぎ取る様を表しているとか。
そこから一年の収穫の穀物から一部を召し上げる意味となる。

聖徳太子は十七条の憲法を作った。
その十二に、天皇に代わり諸国を治める国司や国造は人々から【税】を取ってはならないとある。
国に二人の天子無し。民衆に二人の主君無し。
だから徴収できるのは天皇だけだと。

そして646年、大化の改新が始まった。
戸籍を作り、民に田を貸し与えた。
【税】は稲の収穫高の3〜5%を納める祖(そ)。
庸(よう)は一定の布か一定期間の労働。
調(ちょう)は特産物を収めなければならなあった。
日本の【税】はこのあたりからきちっと仕組みが出来て、始まったようだ。それにしても結構重税だったような気がする。

そして現代、消費税は5%から8%に。次は10%へと。
しかし他国の消費税は?
デンマーク   25%
イタリア    21%
イギリス    17%
フィリピン   12%
韓国      10%

だから、どやねんということだが、とにかく上がるのだ。

【税】という漢字、充分人からものを剥ぎ取る様を表してるのだ。