小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

八峰零時のハジマリ物語 【第二章 011】

INDEX|2ページ/2ページ|

前のページ
 

「大丈夫なのだぞ? 零時の名前を出して事情を説明すれば、彼女も安心して話を聞いてくれるはずなのだぞ」
「そうか、じゃあ頼む」
「うむ。では明日なのだぞ」
「ああ、じゃあな」
「シッダールタ様、おやすみなさいませなのだぞ」
「ああ……。マリア……いろいろとありがとう」
 マリアはかわいらしい顔でにっこりと笑って、俺たちを見送ってくれた。

 そうして俺とシッダールタは、舞園の「潜在意識」から出て、彼女をそのまま寝かせたまま起こさずに舞園家を後にした。