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Drop

高層ビルの谷間に立ち

ちっぽけな自分だと

ふと思う


巨大なビルのその先の

小さな空が

冷たく私を突き放す


世界の底の

黒く汚れたアスファルトの上

足裏は灼熱

そのまま溶けて

なくなりそうだ


そんな日なのに

私はまた

歩き出す


２０１３・９・３