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超短編小説  108物語集(継続中)

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「拓馬(たくま)、どうするのよ?」
 佳奈(かな)が煮え切らない拓馬にせっついた。これを切っ掛けに拓馬はいよいよ結論を出すべきだと覚悟を決めた。
「僕は佳奈と一緒に暮らしたいんだ。だから、天上界から僕が住む地底都市に移って来て欲しいのだけど……、佳奈はどうしたいの?」
 反対にこんな言葉で訊かれた佳奈は俯いたままでいる。

 そしてしばらくの沈黙の後、決意を込めて口を開いた。
「そうだわね、拓馬は通い婚は嫌だろうし、私たち別々に暮らして行くなんて、結婚する意味ないわね。それに子孫を増やすように国から奨励もされているし、私、今の宇宙船の仕事辞めて、拓馬が住む地底都市に嫁ぐことにするわ」
 これを聞いた拓馬、胸に熱いものが込み上げてくる。
「佳奈、ありがとう。時々新エレ幹線に乗って、君の故郷の天上界に骨休みに行ってくれても良いからね」