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第2章 修行三連休



「そこ右っ!次左っ!」
次々と竜狩の指示が飛び俺がそれに合わせて動く
「せいっ!はぁっ!」
ひたすら攻撃を受け流す練習だったのだが体が全くついていかない
「よっ!はっ!ほっ!」
サッカー部3人衆はなかなか上手いらしくすでに攻撃練習に移っていた
「せいやぁっ!」
気迫のこもった声でハンマーを振り回しているのは長谷崎、その横で分厚い本を読みながら何やら呪文を唱えているのが来村である
「しんど…」
「この程度でへばってちゃ竜までたどり着けないよ」
「そうは言ってもさ…」
大剣は結構な重さな上に銃弾も込めたらさらに重くなる
「しかも撃ったは撃ったでどこ飛ぶかわかったもんじゃないし弾込めて一発撃ったら弾倉外れるし…」
「…俺だって傷つくんだぞ?」
「ほんと不器用だよね」
「それ言っちゃう?」
そんなこと自覚している
「…できればこの3連休で勝負したかったけどだめかな?」
「やってみなければわからないよ!」
「一番不器用な君が言うの?」
「俺のガッツは伊達じゃない!」
その後ついに月曜日を迎えた

「せいっ!やっ!たぁっ!」
俺は何とか防御をマスターし、攻撃練習に移っていた
「何とか様になってきたじゃん 射撃も当たるようになったし」
「だから言ったろ?伊達じゃないって」
「まぁね…これで一応勝負はできるか」
それからも夜中に集まって修行を続けさらにスキルアップした
そして3日後の水曜日

「臨時ニュースです 先日京都に出現した竜が活動を開始しました
京都府は本日すべての自治体に対して避難命令を発令、自衛隊に救援要請を出したということです」
「ついに動き出したか… 行ってきます!」
俺は学校へと駆け出した