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盟友シックス! -現実と幻想の狭間で-

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プロローグ



「おはよー」
俺がいつも通り教室に入るといつも通りのメンバーがいすに座っていた
俺は宮寺京平(みやでら きょうへい)京都のとある中学校の3年生だ
「おはよー 今朝のニュース見た?」
俺に話しかけてきたのは同じ班の女子長谷崎彩香(はせざき さいか)見た目はもの静かな感じだが実際は明るく裏は黒いとも聞いたことがある
その隣で静かに本を読んでいるめがねの女子は来村奈緒(くるむら なお)あまり人と話すことはなく基本は静かにしている 同じ美術部の長谷崎とは時々しゃべっているが
「うわっ!やめろって!」
教卓の真ん前、一番先生に見られている席でじゃれあっているのは
天然パーマの犬射光貴(いぬいる こうき)と山村健(やまむら けん)
「別にいいじゃん!そーれっ!」
この二人は同じサッカー部で仲良くしている所をよく見る
「お前らうるさいって!」
そう声をかけるのは彼らと同じサッカー部で俺の隣の席の尾蔵知哉(おくら ともや)
クラスの中でも5本の指に入る秀才で性格も明るめというなかなかの人物だ
「宮寺聞いてる?」
長谷崎に言われ俺は答える
「見た見た、日本中に竜が出たってニュースだろ?」
「そうそう!すっごい興奮したんだけど!」
俺たちが盛り上がっていると尾蔵が入ってくる
「俺も見た!やばいよなあれ!」
何があったのかと言うと今朝突然臨時ニュースでこんな報道が流れた
「先ほど日本各地に竜が出現しました」
東京・大阪・福岡・名古屋・札幌・広島・仙台・高松・そして京都の9つの大都市に一斉に竜が出現したというのだ
「どうなるんだろうねこれから…」
「何、さすがにこんな田舎にまでは攻めて来ないだろうさ」
そのときはまだ俺たち3年3組3班の6人がどんな運命に巻き込まれるのかを知らなかった
チャイムが鳴り先生が入ってきた所から物語は大きく動き出す…