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漢字一文字の旅  二巻  第一章より

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十八の五  【希】



【希】は象形文字。
えっ、何の? となる。

【希】は目を細かく織った布。隙間がなく、すなわちそんな布だから、「まれ」という意味にもなったとか。

また反対に、【希】は麻のすかしぼりとも言われてる。
見たこともないため、イメージがわかない。
だが、とにかく織り目があらい。その目から「まれ」の意味になったそうな。

まあ、それはそれとして、話しは変わるが、
2013年9月14日、12年ぶりに新型の国産ロケットが打ち上げられ、そして成功した。
名前はイプシロン (Ε)、2006年に廃止されたミュー(μ、M)シリーズの後継機であり、小型で低コストの固体燃料ロケットだ。
まさに小さいが、未来への扉を開けてくれた。

そんな── 『 ε 』(イプシロン)
ギリシアアルファベットの第5字であり、零に近い数字を表す。
そして、意外なことに、
イプシロン(ε)、この漢字表記は──【希】だ。

まさに【希】(まれ)なる合致だが、
今回、宇宙へと飛び立ったイプシロンロケット、まさに希望の【希】の漢字がよく似合ってる。