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「うん……」
 目を開けるとそこは知らない場所だった。
「ええっ?」
 私は周囲を見回した。
 大きな円柱状の部屋に金属の壁と床の薄暗い部屋だった。すぐ側には左右に開かれる扉がある、
「こっちだ」
 兄貴は壁に手を触れると扉が開いた。
「………」
 私は目を見開いた。
 そこは本当に別世界だった。
 どれだけ広いのか分からないフロア、白いタイルの床と蛍光灯のようなライト付きの壁、天井はガラス張りで星空が見えていて、周囲には数えきれないくらいの異星人がいた。
 皮膚が赤茶けた目が1つの象の鼻の様な口をした異星人や、4つの腕の黒い三角頭巾のような頭の異星人や、まして丸い球体状の体にクジャクの尾のような物が生えて宙に浮かんでいる異星人もいる、
「こ、ここって……」
 ちょっと前の私なら錯乱状態で悲鳴の1つでも上げただろう、今はある程度慣れたとはいえやっぱり心の中には怯えがあった。
 私は兄貴の裾をつかんで身をよりよせた。
「大丈夫だよ、ここにいるのはみんな有効的な異星人だ」
 以前里中先生が言ってた地球滞在の異星人は地球にいる間は地球人の姿をしなければならないが、ここでは思う存分本当の姿を見せてもいいと言う、
「だからここどこよ?」
 私が尋ねると兄貴は一間置いて言って来た。
「月だよ」
 兄貴はあっさり言って来た。
「月って…… あの月?」
「正確に言えば月の裏側だけどな」
 月の裏側は確かに地球には見えない、異星人が基地でも作ってるんじゃないかって説がある、
「とにかくこっちだ。入場手続きしなきゃな」
 私は兄貴の後ろに着いて行くとそこには空港の金属探知機のようなのが大きくなったような門があった。
「ここで不審人物がいないかどうかをチェックするんだ。地球人ならそく記憶を消されて地球に転送されるけどな」
「じゃあ私達ダメじゃない」
「オレはセイヴァ―・エージェントだし、お前はブレスがある、だから普通に入れるよ」
 そう説明しながら私達は門を潜った。
 これで不審人物や普通の地球人だったら何人もの警備員達がやってきて取り押さえられ、前者ならそのまま刑務所に護送、後者なら記憶を消されて地球に返還されるらしい、