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私は殺される!同人作家・沙織

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読書中毒とニューエイジ思想の飛躍「魚座(キリスト教文化)」の時代が終わったから



 沙織が住んでいる時代は、図書館と書店は365日24時間営業である。コンビニと同じである。中学生くらいの女の子たちが、学校をサボって、図書館に通う。朝5時には中学生の女の子たちがたくさんいるので、男子たちは入りにくい雰囲気である。それから深夜1時まで本を読み続ける。

 沙織がいる未来社会では、女子の高校進学率は純粋な日本人の場合20パーセントしかいない。高校の授業は英語で行われる。中学3年まで英会話を覚えなければ、高校に進学できない。

 その原因とは何だろうかと言えば、インターネットの情報も、テレビのドキュメンタリー番組も怪しい情報ではないかと思う。沙織の時代の小学生でも、うすうす気づいている。現代社会の矛盾を指摘しても、機械文明そのものまでが批判されていない。同じ女性までも不自由にさせる過激なフェミニスト思想もある。自然保護のため自然エネルギー発電だけにする必要があるという意見もある。そのために輪番制停電でもかまわないと考えている女性たちもいる。

 西暦2000年以降は、魚座(キリスト教文化)の時代から水瓶座の時代へ変化したから、人類は機械に依存しない自然共存の文明を作るべきだと主張する女性が増えている。沙織のようにリベラルな思想をもつ女性たちの人権も踏みにじられる。日本の女性たちにとって過激な女性運動ほど迷惑なものはない。

 沙織は、次に生まれ変わったら男性になりたい願望が強い。痴漢に襲われない。結婚の主導権も男性にある。大企業に就職して真面目に仕事すれば外国人の女性と結婚できるからである。