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永山あゆむ
永山あゆむ
novelistID. 33809
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OATH~未来につなぐシルベ~第一章(第7話・第8話(前半)

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 リディア、レイナを引っ張りながら猛ダッシュで中央区へと進む。

フェレル「お、おい待てよ、リディア!」

 リディア、レイナを強引に連れて瞬く間にその場からいなくなる。
 一人取り残されたフェレル。頭をかきながら、

フェレル「・・・・・・ったく、しょうがねぇ女だなぁ~」

 フェレル、走ってリディアたちを追いかける。
 ※イベント終了。このまま『築城都市マノーラ 中央区』へ進む。

■築城都市マノーラ 中央区<シーンNo.7-13>

 ※画面が暗い状態で、

リディア「う~ん、やっぱりこれかなぁ~はい!これを着てみて」
 レイナ「は、はあ・・・・・・」
リディア「で、ボーイッシュな感じでこれとこれを・・・・・・はい!着る!」
 レイナ「(恥ずかしそうに)は、はい・・・・・・」
リディア「うお~か~わいい~」
 レイナ「きゃああ!恥ずかしいです~」
リディア「(ノリノリで)よ~し、仕上げは・・・・・・」
 レイナ「(恐れるように)ま、まだ何か・・・・・・」
リディア「やっぱ、ピンクに染めて、ポニーテールかな?」
 レイナ「へ?」
リディア「だいじょ~ぶ!悪いことはしないから!」
店員「いらっしゃいませ~」
リディア「この子をこうして、これに似合うようにして」
  店員「かしこまりました」
 レイナ「か、かしこまりましたって」
リディア「いいから行く!」
 レイナ「わぁぁぁぁぁ~」
リディア「よし!上出来ね!ありがとう!」
  店員「ありがとうございました~」

 ※画面が中央区に変わる。

 レイナの生まれ変わった衣装を見て、にんまりするリディア。(※画面にはリディアしか映っていない)

リディア「(上機嫌に)よ~し!これであんたも少しは前向きになれるわね~」
 レイナ(声のみ)「そ、そうですか・・・・・・は、恥ずかしい・・・・・・」
リディア「な~に恥ずかしがってんのよ!いい、自分を変えるためには、まずは服装からよ!今のあんた、前よりもずっといいわよ!」
 レイナ(声のみ)「は、はあ・・・・・・」
フェレル(声のみ)「リディアーッ!」

 リディアの下へ来るフェレル。

リディア「あ、フェイ!遅いわよ!」
フェレル「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・一体どこに行ってたんだよ、お前。ずっと探し回ってたんだぞ」
リディア「ごめ~ん。ちょっと、イメチェンしてたのよ」
フェレル「イメチェン?」
リディア「そう!彼女をね!」
フェレル「!」

 フェレルは、髪をピンクに染めて、ポニーテールで髪を纏(まと)め、スカートとスパッツを履いた、真面目そうな雰囲気を残しつつ、ボーイッシュな感じに生まれ変わった少女―レイナを見つめる。(※ここでレイナが画面上に現れる)

フェレル「ま、まさか・・・・・・れ、レイナ・・・・・・?」
 レイナ「(顔を赤くしながら)は、はい・・・・・・」
フェレル「うっそ・・・・・・!」

 生まれ変わったレイナに絶句するフェレル。

リディア「いっつもウジウジしていたからね~どうにかしたかったのよ」
フェレル「どうにかしたいって・・・・・・(レイナを指さしながら)これは変わりすぎだろ!!」
リディア「いいじゃないのよ~このくらい」
フェレル「そうじゃなくて、支部長に怒られるだろ!こんな姿を見せたら、たまったもんじゃないだろ!」
リディア「そんな身分とか考えてたら、何も変われないわよ~」
フェレル「おまえは良くてもなぁ~」
 レイナ「・・・・・・わたしは、この格好でもいいですよ」
フェレル「え?」
 レイナ「自分の『道』を進むためにも、自分を変えなくてはいけないと思っていましたので。それに・・・・・・」
フェレル「それに?」
 レイナ「(微笑みながら)いつかはこんな恰好をしてみたいなぁ~と憧れていましたので」

 フェレル、レイナの微笑みと新しい衣装の魅力の相乗効果で、思わずドキッとしてしまう。

フェレル「(焦ったように)そ、そうか。ま、まあ本人がそういう言うんなら、お、俺はべ、別にいいけど・・・・・・」

 動揺しているフェレル。リディア、それを見逃さず、意地悪そうに、

リディア「あれ~?フェイ君まさか、レイナの新たな魅力にドキッとしたんじゃないでしょうね~?」

 フェレル、動揺しつつも冷静な表情で、

フェレル「す、するかよ。俺がこの程度で・・・・・・」
リディア「へへ、どーだか。じゃあ、改めて行くわよ~南方総司令部へ!!」
 レイナ「はい!」
リディア「・・・・・・ちょっと待って!レイナ、あたしたちは友達でしょ?だから、これからはタメで話さない?」
 レイナ「え!?でもわたし、リディアさんとは1つ下ですが・・・・・・」
リディア「そんなの気にしなくていいわよ!あたしは、レイナともっと仲良くなりたい。その為にまずはお互いタメで話そうよ!ね!」
 レイナ「リディアさん・・・・・・」
リディア「リディアでいいわ。それじゃあ、改めてよろしくね」
 レイナ「・・・・・・うん!」

 二人は先に歩き出す。
 まだ同様しているフェレルは焦りながら、

フェレル「お、おい、分かってるのか!?南方司令部はここから北東の方角だぞ!東門から抜けないといけないぞーっ!」
リディア(声のみ)「それくらい、分かってるわよ~」
フェレル「(心配そうに)・・・・・・ほんとだろうな・・・・・・」

 不安を感じつつ、フェレルはリディアとレイナの後を追いかける。
 ※イベント終了。操作が可能になる。

<西門から街の外へ出ようとした場合>

■築城都市マノーラ 西門

リディア「あっ、南方総司令部に行くには東門からでないとね・・・・・・」

 リディア、引き返して東門を目指す。
 ※イベント終了。操作が可能になる。

 第8話(第一章最終話へ)