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笑っとこ!

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貴方の車を駐車場で見つけた。
会社からの帰り道にあるドラッグストア。
(具合悪いのかな・・・)
でも仕事場での彼は、いつもと変わりない様子だった。
(じゃあ怪我?)
足が向くまま、私はその店に入った。
(後ろから脅かしてみようかな)
彼の姿を探しつつ、棚に隠れて移動する私は、店員から見たら不審者だろう。
「いらっしゃいませ」確認するかのように店員は声をかけてくる。
その声に怯えることなく、店内の奥へと向かう。
最近のドラッグストアは『薬が買えるコンビニ』とでも言えるほど品揃えがいい。
(あ、居た)
彼が見定め歩くその棚には、菓子が並んでいた。
(なーんだ。何買うのかな?)
彼は、板チョコとミックスナッツと塩あじのスナック菓子を手に提げたカゴに入れた。
缶の発泡酒を2本。500mlと350ml。
(うふふ、薬屋さんで買わなくたって・・・)
彼は、次に絆創膏をカゴに入れた。
そして、次に湿布薬を。
(やっぱり、どこか怪我したのかな?)

作品名:笑っとこ! 作家名:甜茶