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郷田三郎(G3)
郷田三郎(G3)
novelistID. 29622
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ドラえもんの机

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 しかし何も起こらない。
 ドラえもんどころか、ラジオの音さえ出ないのだ。
「あれぇ、おかしいなぁ?」
 いろいろ見てみると、主電源SWがOFFになっていた。
 早速SWを入れてみる。

「……」
 しかし、僅かにジジジ――という作動音がするものの、やはり何も出ては来なかった。

「あれぇ、壊れてるのかなぁ」
 伸夫は説明書を見ようともせずに、機械をいじってみた。
 もっとも説明書は英語で書かれていたので、読もうと思っても小学五年生の伸夫には読めなかったのだ。

 あれこれ試していると機械の横に蓋があり、その中のVOLと書いてあるツマミの矢印が「0」を差しているのに気付いた。

 伸夫は「えいっ!」とばかりにVOLを上げた。

 するとどうだろう、機械の後ろからムラサキ色に光る短い毛をしたネコが躍り出たのだ。

 ネコは音も立てずに畳の床に降り立つと前後に1回づつ伸びをしてカラダをブルりと震わせた。
 そして伸夫を見上げると――。
作品名:ドラえもんの机 作家名:郷田三郎(G3)