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ミムロ コトナリ
ミムロ コトナリ
novelistID. 12426
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マジェスティック・ガールEp:1 まとめ

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4.



 「ちょっといいかな?」
 ある日、あるコロニ―で、黒いス―ツを着た大人達に声をかけられた。

ミミリは思い出した。
『コロニ―じゃぁ、マフィアが小さい子どもをさらってよからぬ仕事をさせている』――という噂を、大人たちが話しているのを。
 
 「あっ…ちょっとまって…」と黒いスーツ達が言うのも聞かず、ミミリは駆け出していた。
 しばらくスーツ達は追いかけてきたが、マジェスターであるミミリの脚力は凄まじく、あっという間に彼らを煙に巻いてしまった。
 (ひぇぇ…こわいよぅ――!)
 彼らがそのマフィアであるという確証はなかったが、ミミリは怖くなって一目散に逃げ出してしまったのである。
 以後、同じような連中には近づかないよう、見かけたらすぐに逃げようとミミリは心がけた。
 超人的な身体能力を誇るマジェスターのくせに、ミミリは恐がりなのだ。
 
 その後も、旅は続いた。
 路銀が貯まったらシャトル便に乗り、お金を使いきらない程度に残す。
 そうして所持金に余裕を持たせつつ、プランタリアに少しでも近いコロニ―や小惑星都市へと向かう。
 どこの土地でもやることは変わらない。
 一日中働いて、帰ってきたら宿でシャワ―を浴びて、ご飯を食べて泥のように眠る。
 毎日その繰り返し。
 シャトルに乗るお金が貯まったら、また別のコロニ―へ。
 またそこで仕事をして、シャトルに乗り――と、そんな地道なことを繰り返した。
 
 そんなこんなで気がつけば、結果として、一年近い長旅になっていた。