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サイコシリアル [1]

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 いやぁ、尾行しながら見てて本当にひやひやしたよ」
 「警部だろてめぇ!」
 警察が一番の傍観者でどうするんだよ、おい。
 僕に本気の突っ込みもとい、ガチ切れされているのは他でもない
 殺し屋を公認する警部、猿渡警部だ。常識的ではない、常識外の警部。警察一の違法者。
 「俺のキャラを違法キャラにしないでくれよ、涙雫君。今すぐキャラ変を要望するよ」
 「心を読まれた!?」
 「読んではない、感じ取るんだよ。読心術だけに」
 「漢字の意味を知れ!」
 何が『だけに』だ。何ともかかってはいないし、うまくもなんともない。
 本当に何者なんだ、猿渡警部は。
 「ただの━━男、だよ」
 「傍観者なんて男らしくねぇのにな!」
 だったら、男らしく斬島を逮捕しろよ。いや、警部らしく。
 というより警部なら、だな。
 「お兄ちゃん、全く話が読めないんだけど」
 「涙雫志那ちゃん、話は読む者じゃない。聞いて感じて理解するものだよ」
 「よし、少し黙ろうか」
 じゃないと一向に話が進まないし、展開もない。
 猿渡警部はほっといて、現状を説明させてもらうと、端的に言えば作戦会議をしている。
 今後の斬島の行動と動向について。そして、斬島をどう切り抜けるか。
 実際には、あまり会議は進んでいない。
 そして、今回の斬島襲撃の件で僕が分かったことと言えば、本当に斬島が妹を殺そうとしていたという事実を実感しただけだ。
 当の本人の志那は、何も理解していないが・・・・・・というよりも先程まで志那は取り乱していた。それはもう・・・・・・僕の方が先に死んでしまうんじゃないか、というほど。
 そんな妹に殺されるデッドエンドはごめんなので、全力で生にしがみ付いたわけだけど。ていうか、語り部が死んだら元も子もないじゃないか。
 ・・・・・・余計な話は置いておいて、僕はまず志那に現状を説明することにした。
作品名:サイコシリアル [1] 作家名:たし