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鬼と狐の宣戦布告

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鬼と狐の宣戦布告

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 俺、鬼首 礫(おにこうべ れき)は、ある選択肢を迫られていた。前段とし
て俺は『面倒くさがり屋』と、今、俺がおかれている状況を把握してほしい。
 ・通りすがりの公園でタバコを吸っていたら、約二十メートル前方に女の子が
やってきた。
 ・その女の子に見るからに柄の悪い男が三人で絡んでいる。
 ・その女の子は全く相手にしていない。
 ・俺が所持している武器は......ない。
 と、まぁ、ベタな展開なんだが俺は全力で迷っている。
 『助ける』か『助けない』か。
 非人道的だと人々は言うかもしれないけど、こればっかりは仕方ない。
 前段で話した通り、俺は『面倒くさがり屋』なのだ。
 特に、こういった類のものは本当に面倒くさい。
 それに、今はそれどころじゃないんだよ。
とそれに助ける義理もない。だって見ず知らずの人間だぜ? 何で俺が....
........
 普通助けるだろって......?
作品名:鬼と狐の宣戦布告 作家名:たし