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ハロウィンの夜の殺人

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extra 報告書


以下は私、デイビット・スーザン警部が殺人犯アマンダ・ローズとの会話をまとめた物である。
「なぜミッシェルを殺害した?」
「あの女は悪魔よ。悪魔以外の何者でもない。そうよ悪魔だったのよ。だから殺したの。私は正しいことをした」
「彼女から送られてきた手紙について教えてくれ」
「彼女は私をおもちゃにして楽しんでいたわ。私の秘密を知ってるからってつけ上がりやがって!」
「秘密とはなんなんだい?」
「もう隠す必要もないわね。私は過去に幼い子供を撥ねているの、即死だったでしょうね。その時私は大量の酒を飲んでいた、飲酒運転よ。だけど運よく事件にはならなかった。これが私の秘密よ」
「ミッシェルをどう思う?
「だからあの女は悪魔なのよ。清楚そうに振る舞ってるくせに本当はとても凶暴なの」
「なぜミッシェルを殺害した拳銃にドランとダナエの指紋を付けた?そしてなぜ現場にダナエのハンカチを残した?」
「私が決めたんじゃない。叔父さんが提案してくれたの」
「叔父とは誰だい?」
「フィリップ・フォンクルースよ」
同姓同名の別人ではなかった。
調べてみると確かに彼女はフィリップの姪であることが分かった。
「叔父さんをどう思う?」
「とっても優しい人よ。だけど叔父さんにとって殺人は美学だったわ。殺人こそが正義であり人類が進化するための方法。これは叔父の入っている宗教のモットーらしいわ」
「なぜ彼は君の殺人に強力したんだい?」
「きっと叔父さんの宗教が関係してるんじゃないかしら。それに殺人を提案したのは叔父よ」
「なぜ彼は殺人を提案したんだい?」
「分からない。さっきも言ったけどきっと宗教が関係してるのよ」
「それじゃあ、君がミッシェルを殺害するまでの経緯を教えてくれ」
「あれはハロウィン・パーティーの準備が始まった頃だったかしら」
作品名:ハロウィンの夜の殺人 作家名:逢坂愛発