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ぼくのしゃこう戦記 ⑥ 最終回

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県学科試験(平針試験場にて)



 県学科試験を受ける平針試験場は、古そうですが大きい施設で、
名古屋中(愛知県中?)から県学科試験を受けに多くの人がやって
きます。教習所から送り迎えの車があるので、教習所までは自転車
で来て、教習所からはそれを使って行きました。
どうでもいい話ですが、その送り迎えの車の中に、例の泣いていた
女子も無事乗っていました。

 平針試験場にはたくさんの人がおり、混雑していました。着いた
ぼくたち(同じ教習所から来た人もいた)は、県学科試験を受ける
ために窓口に並ばなくてはいけないのですが、どういうわけかいっ
しょにいた同じ教習所から来た人が、違う窓口に並んでしまったよ
うで、それにつられてぼく含む全員がその違う窓口に並んでしまい
ました……。そのことは窓口に着いてからやっと気づきました……。
 違う窓口だとわかると、急いで正しい窓口のほうへ行きました。
ギリギリ間に合いました。



 そして、県学科試験が始まりました。この筆記試験に合格すると、
すぐに免許証を受け取ることができ、やろうと思えば、平針試験場
から自分で車を運転して帰ることもできるというわけです。
 県学科試験は、前にも言いましたが○×式の筆記試験です。抜き
打ちで、技能の試験もするそうですが、幸いにもそれはありません
でした。テストが開始する前、全員に、空欄に「交通安全」と書く
ようにと言われました。おそらく、交通安全を認識させるのが狙い
でしょう。
 テストは勉強したこともあり、(大学のほうのテストは、その
二日前に終わりました。)楽に解けました!



 テストが終わった後、30分ぐらいたってから合否発表がありま
した。今回の県学科試験を受けた人がたくさん、合否を表示する
スクリーンのもとに集まりました。みんな静かに真剣な表情でスク
リーンを見ていました。
 そして、合否が表示されると多くの人が歓声を上げました。合格
したのは、10人中9人ぐらいでした。(母は合格率が低いと言っ
ていました。) ぼくは小声で「よし!!!」と言いました。

   なぜなら、ぼくは合格していたからです!!!