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Gothic Clover #01

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 何故こんな所に?

「そろそろ時間的にヤバイんだけど・・・」

 そうだ、もうすぐ警備員の見回りの時間だ。
 この屍体も警備員が見つけてくれるだろう。
 ボク達はすぐに学校を出た。

 そのままボク達は別れてそれぞれの帰路に着いた。

++++++++++

 翌日やっぱりクラスは大騒ぎであった。
 女子は例の事件のせいで登校していなかったが、男子だけでも十分うるさい。
 愚民共め
 五月蠅いんだよ。
 人が一人二人死んだぐらいで騒ぎやがって。
 くたばれ

「おはヨウ掻太」
「捩斬!? 大変だ!!!」

 不機嫌なボクの頭に掻太のうるさい声が響く。

「? 翳瀬萎理の屍体ならもう見たダロ」
「違うんだよ!その屍体もそうだけど、俺が言いたいのはその事じゃないんだ!!」
「落ち着けってば。どうしたんだヨ」

「人飼が行方不明になった!!!」

 その時、ボクは心の底の底から深く、長く溜め息をついた。

「つまらなくなってきやがった」

 多分ボクはこのセリフを面白そうに呟いていたと思う。

作品名:Gothic Clover #01 作家名:きせる