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とある会社の朝

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「あ、おはようございまーす」
「ああ。おはよう」
「今日も社内あっついですねー」
「そうだな。……まだ炎熱地獄週間なのか」
「みたいっすねぇ。まあ今冬だし、こないだの氷雪地獄よりはマシですけど」
「あー二人ともおはよー、ってうわ暑ッ! まだやってたのこれ」
「あ、おはようございます。そーなんですよ、まだ溶岩のターンです」
「うーん、なんか玄関口が妙にあったかいなあとは思ってたけど……いつまでやるんだろうね」
「そもそも何故、うちの会社は定期的にこんな状態になるんだろうな」
「えーそれは今更っすよ、毎日ランダムで内装と配置が変わる時点でおかしいし。なんでこんな異次元空間に建てちゃったんですかね」
「もしくはウチが出来たせいで異次元化しちゃったのかもねえ」
「あー……」
「有り得るな……」
「てか昨日の総務課の前にいた中ボスっぽいの、アレ強すぎません? 書類持っていくだけで一苦労でしたよ」
「まず書類を焦がさないようにするのに苦労したな……今度から備品に耐熱ケースも追加しておくか?」
「あーそれは是非お願いしたいっすね、総務に頼んでみましょうか」
作品名:とある会社の朝 作家名:穴倉兎