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秋月あきら(秋月瑛)
秋月あきら(秋月瑛)
novelistID. 2039
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マ界少年ユーリ!

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「そんな最近ですか、だったらまだこの国いるかもしれないってことですよね?(そんな近くにいたなんて……逢いたい)」
 衝撃的だった。
 そんなに近くにいながら逢えないなんて……。
 ヴァッファートは沈痛そうな顔をしていた。
「元気だったかという問いなのだけれど……(これは言うべきなのかしら?)」
「お兄様になにかあったんですか!(正直に言わないとヌッコロス)」
「彼は変わり果ててしまっていたわ。別人かと思うほどだったわね」
「どういうことですか、お兄様になにがあったんですか」
「彼の肌は病的なまでに蒼白く、髪も色が抜け落ちて白く、瞳もくすんだ灰色だったわ。そしてアタイも質問したの、貴公の美しさはいずこへ逝ってしまったのかと。そしたら彼は笑ってなにも答えてくれなかったわ。ただ『弟の命を救うことができました』とだけ……」
「アタシのせいで……」
 きっとアーヤはユーリを助けるために?何か?を失ってしまったのだろう。
 その想いはユーリにとって重たいものだった。大切な人から?何か?を奪うことは本意ではない。
「(それならアタシが死んだほうがマシだった……)」
 いつも自分中心のユーリがそう思えたこと、胸の奥でトキメキが輝きはじめていた。
 突然、ヴァッファートが顔を上げた。
「何者じゃ!」
 オカマモードではなくマジモード。
 次の瞬間、ヴァッファートの顔面で巨大な爆発が起きた。
 硝煙と雪煙に映る二つのシルエット。
「貴様には何の怨みもないが、二五パーセントオフで受けてしまった依頼だ。覚悟しろ!」
 謎のシルエットから大量の暗器が飛び出した。
 果たしてこのシルエットの正体はっ!