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タカーシャン
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novelistID. 70952
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連鎖の法則 心の主導権を取り戻す

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連鎖の法則 心の主導権を取り戻す

心はよく、鎖のように繋がっている。
ひとつ嫌なことを思い出すと、その隣に眠っていた不安が目を覚まし、次から次へと嫌な記憶を引きずり出してくる。気づけば胸が重く、足取りまで沈んでしまう。これが「マイナス連鎖」の怖さだ。

けれど、連鎖はマイナスにだけ起こるわけではない。仕組みを知り、工夫すれば、プラスの鎖をつなげることもできる。

まず大事なのは「立ち止まる」こと。
思考が勝手に走り出したら、深呼吸をして足の裏を感じる。
「いま、ここにいる」と身体で確かめるだけで、鎖の勢いは和らいでいく。

次に「これは不安が連鎖しているだけだ」と、言葉でラベルを貼る。
不安や怒りを“自分そのもの”と混同しないこと。名前をつけて眺めれば、ただの現象として距離をとれる。

そして小さな行動。水を一口飲む、顔を洗う、外に出て空を見上げる――そんな些細なことで、心の自動運転はリセットされる。

一方で、プラスの連鎖は驚くほど軽やかだ。
「ありがとう」と口に出す。コーヒーの香りを楽しむ。道端の花に気づいて笑顔になる。小さな感謝や喜びは、鎖の先にまた別の喜びを連れてきてくれる。

誰かに「いいことあった」と分かち合えば、相手の笑顔が返ってきて、それがさらに自分の心を温める。笑いはその最たるもので、一つの冗談が場を明るくし、連鎖はあっという間に広がる。

心の連鎖の法則は避けられない。
だからこそ、どの鎖をつなぐかは自分で選べる。
嫌な思い出に引っ張られる人生も、感謝や喜びをつなぐ人生も、同じ心の働きの中にある。

今日からは、自分の心の主導権を取り戻してみよう。
小さな「ありがとう」一つが、明日の大きな希望へとつながっていくのだから。