新世界
自宅に帰っておどろいたこと その1
神戸から自宅に帰ったときポストに回覧板が入っていた。
わが班の班長さんに神戸行きを知らせていなかったからだ。
回覧板はポストの中でひと月もじっと主人の帰りを待っていたのだ。
次に回す家は親しくしている一軒だけだったが。
内容を見るとなんと回覧板を回す家はわずか三軒で、他の家には斜線が引いてある。
隣家の女主人はどうしたのだろう。
その向こうの家の若い独り者はどうなってるのか。
現在回覧板を回す班長さんはいつもニコニコ笑顔で私宅の門を開け玄関までもってきてくださる。
門に備え付けのポストに入れてくださっていいのですよと伝えてはいるが、やっぱり玄関まで来られてインターフォンを鳴らして手渡しをしてくださる。
奥さんじゃなくご主人が回覧板を配られる。